5月も下旬になると、京都の各地でサツキが見ごろを迎えます。
京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)でも、神苑でサツキが見ごろを迎えているようだったので参拝することに。
30度を超える暑い日でしたが、男山に登ってきましたよ。
神苑
石清水八幡宮への参拝は、京阪電車の八幡市駅からケーブルに乗車し、男山の山上に行くのが便利です。
私は、山上駐車場方面から男山に登りました。
山上駐車場の近くにある神苑では、サツキが見ごろを迎えていました。
まだまだ多くの花が咲きそうですが、十分に見ごろと言えるでしょう。
神苑には、背の高い立派なクスノキが何本も植えられています。
ちなみに石清水八幡宮のクスノキには楠木正成が植えたものもあります。
茶室がある敷地では、カエデの新緑がとても爽やかでした。
この辺りは、秋になると真っ赤なモミジを見ることができるんですよね。
なので、5月にはこのようにきれいな青モミジを楽しめるのです。
茶室の近くには、宇宙桜が植えられていました。
2008年5月28日に高知県吾川郡仁淀川町立大崎小学校と名野川小学校の児童によって、樹齢500年のひょうたん桜の種が採取され、200粒がアメリカのNASAへ送られました。
そして、同年11月15日にスペースシャトル・エンデバー号がこの種を持って宇宙に出発し、2009年7月31日に259日間の宇宙滞在を終えて、若田光一宇宙飛行士とともに地球に帰ってきました。
宇宙旅行を終えたひょうたん桜の種のうち170粒が町に返還され、2010年春に4本が発芽したそうです。
石清水八幡宮の宇宙桜は、この桜を接ぎ木によって育成した50本のうちの1本とのこと。
まだまだ背の低い桜ですが、来年の春には、きれいな花を咲かせることでしょう。
今後の生長も楽しみです。
さて、神苑のサツキの観賞を続けましょう。
どのサツキの刈込にも、赤い花がたくさん咲いています。
まだ緑色の花が目立つ部分もあります。
全体が真っ赤な花で埋め尽くされることはないのかもしれませんね。
エジソン記念碑と一緒に見るサツキも、なかなか味わい深い景色であります。
神苑の木陰では、ネコが昼寝をしていました。
暑い日だったので、さすがに日向では眠れないのでしょうね。
展望台
神苑の次は展望台へ向かいます。
その前に本殿にもしっかりとお参りをしておきましょう。
展望台のカエデの木々も、青モミジがいっぱい。
谷崎潤一郎の碑の脇でも赤いサツキの花が咲いていました。
まるで、石碑に花束を添えているかのような咲き方ですね。
展望台からの眺めも爽やか。
初夏らしい景色が広がっています。
やや空が霞んでいますが、それでも良い眺めでしたよ。
なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。