秋は、どことなくもの悲しいですね。
そのもの悲しい雰囲気とぴったり合う場所と言えば、お寺ではないでしょうか?
夕方にゴーンと鐘が鳴るのを聞きながら、夕焼け空を眺めると秋だなと感じますよね。
京都では、どこのお寺も秋のもの悲しい雰囲気になってきています。
京都市中京区の街中に建つ六角堂の境内も、秋らしい雰囲気となっていましたよ。
柳も御幸桜も寂しい姿に
六角堂の入口に到着。
まだ、午後2時ころでしたが、曇っていたこともあり、少し薄暗い感じでした。
その薄暗さとは関係なく、本堂の前では、真っ白なキクが明るく、参拝者を出迎えていましたよ。
黄色いキクは、少し花の数が少ないですね。
六角堂の名の由来となっている本堂にお参り。
上から見ると屋根が六角形になっているのがわかります。
屋根を見たい方は、隣のビルに上ってください。
本堂前の柳の葉が、少しずつ少なくなってきています。
御幸桜(みゆきさくら)の葉も散り始めているのでしょうか。
その下にいる羅漢たちが、寒そうにしているように見えます。
六角堂のような街中にあるお寺でも、境内に入れば、季節の移り変わりを感じることができるのが、お寺の良いところですね。
本堂の裏の池では、いつものように白鳥が優雅に泳いでいました。
ここの池には、大きくてきれいな鯉もいるので、お参りした時は見ておいてください。
本堂を後ろから撮った写真。
今まで、この角度で本堂を撮影したことがなかったので、1枚撮っておきました。
本堂の後ろには、大正6年に奉納された額がかかっていました。
大正時代のものにしては、状態がきれいですね。
明治25年に奉納された額は、年季が入っているのがわかります。
古びた額の方が、味があって良いと思うのは私だけでしょうか。
本堂の後ろには、小さなお地蔵さんがたくさんいらっしゃいます。
このお地蔵さんは、わらべ地蔵です。
このような小さな姿をしているのは、特に小さい子供を守護するためです。
寝てるお地蔵さん、座っているお地蔵さん、立っているお地蔵さんと様々な姿をしたお地蔵さんが興味深いですね。
六角堂の境内を後にする前に、入口付近に祀られている石不動にもお参りをしておきました。
本堂の前に置かれた長椅子で、一休みしている参拝者の方たち。
六角堂は、とても親しみやすいお寺なので、気軽にお参りできますよ。
なお、六角堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。