いつも観光客の方で賑わっている東山界隈もさすがに12月ともなると、人が少なくなりますね。
この時期は、静かに京都観光をしたいという方には、ぴったりの季節です。
京都で最も古い禅寺である建仁寺や近くに建つ恵美須神社も境内の人の姿がまばらでした。
建仁寺
建仁寺は、京阪電車の祇園四条駅から5分ほど東に歩いた辺りに建っています。
駅から最も近い入口は、境内の北西にあるのですが、建仁寺に訪れた時は、境内の南にある勅使門から境内に入るのがおすすめです。
禅寺の特徴として、境内の建物は、南から北に向かって一直線に並ぶように建てられています。
もちろん建仁寺も禅寺なので、境内の建物は南北一直線に並んでいます。
この一直線の並びを見ようと思うと勅使門から入ったがいいんですよね。
境内には、やはり人の姿がほとんどありませんね。
勅使門からまっすぐ北に進んで最初に目にするのは、放生池です。
放生池の周囲には苔のじゅうたんがあるのですが、さすがに12月の寒さで、緑色の部分が少なくなっていました。
放生池の北には、三門が建っています。
三門とは、空門、無想門、無作門(むさもん)の三解脱門ことです。
建仁寺の三門は、知恩院や東福寺の三門と比較すると小ぶりです。
大きな姿を期待して訪れた方は、ちょっと残念に思うかもしれませんね。
三門の後ろに建つのは、法堂(はっとう)です。
こちらは、三門よりも大きな建物で、迫力があります。
天井には、双龍図が描かれています。
法堂の次は、方丈です。
方丈は、慶長4年(1599年)に安国寺から移築したものです。
以前は、青緑色の屋根だったのですが、茶色になっていますね。
おそらく修繕中なのでしょう。
恵美須神社
建仁寺の次は、その西に建つ恵美須神社にお参り。
恵美須神社と言えば、商売繁盛のご利益があることで知られており、毎年1月10日には、十日ゑびすで境内がにぎわいます。
境内には、ゑびすさんもいますよ。
商売繁盛をお願いしておきましょう。
上の写真に写っているゑびすさんの隣にも、ゑびすさんがいます。
こちらのゑびすさんの方が、にこやかでご利益がありそうな気がします。
両方にお参りしておけば、ご利益が2倍になるかもしれませんね。
境内には、もうひとつ鳥居があり、その向こうに本殿が建っています。
本殿にもしっかりとお参りしておきましょう。
やはり恵美須神社も建仁寺と同じく、12月のためか人が少ないですね。
本殿にお参りした後は、その横に行き、板をドンドンと叩いてお参りします。
ゑびすさんは、耳が遠いので、板を叩いてお参りをしたことを知ってもらう必要があるんですね。
これで、商売繁盛間違いなしでしょう。
東山を散策するときは、建仁寺と恵美須神社にも訪れてみてはいかがでしょうか。