京都市内で最も遅く紅葉するのが左京区の糺(ただす)の森です。
大体、京都市内の紅葉がほぼ終わったかなという頃に糺の森では紅葉が見ごろを迎えます。
12月10日。
もう市内の紅葉がほとんど終わっている頃なので、そろそろ糺の森が良い感じに紅葉しているだろうと思い、その様子を見に行ってきました。
参道を覆う紅葉
糺の森は、京阪電車の出町柳駅から北に5分ほど歩くと到着します。
下鴨神社の参道を覆っているのが、糺の森で、街中にある貴重な天然の森です。
参道の入り口に到着すると、外からでも森の中が紅葉しているのがわかります。
参道を進んでいきます。
散っているモミジが多かったものの、全体的には見ごろを保っていました。
中には、これから紅葉しそうな青葉もありましたよ。
こちらのモミジは、葉はたくさん残っているものの、そろそろ散ってしまいそうです。
落ち葉もかなり多いですね。
泉川のほとりには、黄色いモミジ。
この状態から赤く染まるのでしょうか。
奈良の小川のほとりにも、薄い色のモミジがたくさんありました。
地面に敷き詰められたモミジもなかなか趣がありますね。
そして、参道のモミジを観ながら歩いていると、いつのまにか下鴨神社の鳥居に到着。
境内に入ると、雪が降ってきました。
ちなみにこの日が京都の初雪だったそうです。
気温も寒く、もう冬といった感じでしたよ。
それでも、この寒さの中、西の鳥居付近の紅葉は、まだ見ごろを保っていました。
下鴨神社では、ここのモミジが最も赤く色付きますね。
お参りを済ました後は、参道の隣の馬場から帰ることに。
馬場の終わりあたりに建つ河合神社の塀際には、黄色いイチョウの葉がたくさん落ちていました。
見上げると、イチョウの木には1枚も花が残っていませんでした。
最後に馬場全体を眺めて糺の森を後にしました。
この景色を見ると、秋の終わりというよりも冬の始まりという感じがします。
糺の森の紅葉は、どれくらいの期間見ることができるのか予想するのが難しいですが、初詣の頃までモミジが残っていることもあります。
色付きは、鮮やかな赤色とはいきませんが、オレンジ色のモミジは年明けでも見ることができますよ。
12月になっても、まだまだ紅葉を見たいという方は、糺の森に訪れてみてはいかがでしょうか。
なお、下鴨神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。