石清水八幡宮に「鎮守の杜ナイトウォークinやわた」を見に行った・2025年

京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)では、10月11日から13日まで「鎮守の杜ナイトウォークinやわた」が開催され、午後6時から午後8時30分まで境内がライトアップされています。

ということで、10月11日に石清水八幡宮に「鎮守の杜ナイトウォーinやわた」を見に行ってきました。

ケーブルの駅から神苑まで暖色系の行燈が足元を照らす

石清水八幡宮に行くには、京阪電車の石清水八幡宮駅からケーブルに乗車して男山の山上に向かうのが便利です。

普段は夕方が最終便となるケーブルですが、「鎮守の杜ナイトウォークinやわた」開催期間中は午後9時まで運行を延長しているので、帰りは暗闇の参道から下山しなくても良いですね。

ケーブルの駅を出てすぐの場所にたくさんの電球を使って2つの鳥居と竹が作られていました。

電球の光で作った鳥居

電球の光で作った鳥居

鳥居は石清水八幡宮を意味しており、竹は八幡市の名物であることを表現しているのでしょう。

鳥居の光はちょっとずつ上がっていき、再び下から現れるようになっていて、昔のテレビゲームのようなレトロ感がありましたよ。

駅から神苑に向かって歩いていきます。

遊歩道の左下に暖色系の行灯が等間隔に置かれており、和の風情を感じられます。

行燈が置かれた遊歩道

行燈が置かれた遊歩道

右手は雑木林になっており、夜は真っ暗。

行燈の光に伴われるように神苑の近くまで歩いてくると、右手の竹林がライトアップされていました。

ライトアップされた竹林

ライトアップされた竹林

行燈とは反対に涼やかな色の灯りに照らされ、まだ少しばかり暑さが残る10月の夜を冷やしているようでしたよ。

神苑の入り口に鎮座する三女神社もライトアップされていますね。

三女神社

三女神社

その前には、魚が泳いでいるようなLEDの演出がありました。

エンゼルフィッシュでしょうか。

神苑では、お店が少しばかり出ており、焼きそばなどが販売されています。

エジソン記念碑にも左右から2本の光が当たっていましたが、それほど明るくなく薄っすらと石碑が浮かび上がっているだけでした。

薄っすら光るエジソン記念碑

薄っすら光るエジソン記念碑

エジソンは白熱電球を発明した際、フィラメントに八幡市の竹を使用しています。

彼の時代の夜も、石碑を照らす灯りくらい薄暗かったのでしょうね。

参道の光の道から本殿へ

神苑から参道に入ります。

本殿まで伸びる参道は、光の道となっていて、左右から互い違いに足元をライトが照らしていました。

光りの道

光りの道

陰もまた互い違いにできており、前を進む参拝者が明るくなったり暗くなったりしながら小さくなっていきます。

手水舎までやって来ました。

上から灯るライトはいつもと変わっていませんでしたが、手水鉢の下からの青色の光はライトアップに合わせて設置されたものです。

青く光る手水鉢

青く光る手水鉢

上のライトを消した方が、幽霊が出てきそうな妖艶な雰囲気になったのではないでしょうか。

あまり暗くなると危ないので、上のライトは消していないのかもしれませんね。

南総門をくぐり、本殿の前にやって来ました。

本殿もライトアップされ、朱色の建物が暗闇に浮かび上がっていましたよ。

ライトアップされた本殿

ライトアップされた本殿

プロジェクションマッピングではないので、光が動くことはありません。

でも、ライトで照らすだけの方が神々しく感じられますね。

それでは、本殿にお参りをしましょう。

本殿の裏も、男性の守護神の若宮社や女性の守護神の若宮殿社がライトアップされており、数人の女性がお参りをしていました。

行燈が照らす参道から竹細工が展示された展望台へ

本殿にお参りを済ませた後は、南総門を出て東側の参道を歩き、展望台に向かいます。

社務所付近の竹林もライトアップされていました。

竹林は斜面の下側にあり、目線の下から無数の竹が夜空に向かって一直線に伸びていました。

見上げる竹林

見上げる竹林

どの竹も非常に高いですね。

10メートル以上ありそうです。

展望台に向かう参道のわきにも行灯が置かれていました。

こちらの行灯は、青色、紫色、オレンジ色、黄色、赤色など様々な色があり、それぞれに異なる模様が描かれて賑やかな趣です。

様々な模様の行灯

様々な模様の行灯

展望台に到着。

ここには、竹細工が何本も並んでいましたよ。

竹に模様を描くように穴が空けられ、そこから中に設置したLEDの灯りが外に漏れるようになっています。

展望台の竹細工

展望台の竹細工

展望台には八幡たけくらぶがあり、竹で作った工芸品の展示や販売が行われていますよ。

展望台に並ぶ竹細工も、八幡たけくらぶが製作したものなんでしょうね。

竹に彫られているのは、十二支だったり、イヌだったり、いろいろ。

中には、大阪・関西万博のイメージキャラクターのミャクミャクやその他よく見るゆるキャラもありました。

ゆるキャラが彫られた竹

ゆるキャラが彫られた竹

ライトは黄色が主でしたが、赤く光って見える竹もありました。

輝く竹細工

輝く竹細工

彫り方によって赤く光って見えるようになるのでしょうか。

「鎮守の杜ナイトウォークinやわた」の中では、展望台の竹細工が最も美しいですね。

竹細工の前で記念撮影をする人もおり、他の参拝者の方も気に入っているようでした。

展望台から眺める京都市街。

京都市街の夜景

京都市街の夜景

この日は、空気が澄んでいて、夜景がくっきりと見えました。

京都タワーも白く輝いているのがわかるほど見晴らしが良く、見事な夜景に見入っている参拝者の方もいらっしゃいましたよ。

「鎮守の杜ナイトウォークinやわた」に訪れている人は、たくさんいましたが、混雑するほどではありませんでした。

人が多くて写真撮影ができないといったこともなく、程よい賑わいです。

石清水八幡宮では、たまにこのようなライトアップイベントが催されます。

次回開催される時も見に来たいですね。

なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。