7月28日の夕刻に八坂神社を訪れました。
午後6時から始まった祇園祭の神輿洗奉告祭は、約30分で終わり、これから道調べの儀が始まります。
大松明に点火
午後6時45分頃。
境内があわただしくなってきました。
南楼門の東にある能舞台の前に置かれた大松明にこれから点火します。
10人近くの人に抱えあげられた大松明が、舞殿の南に運ばれていきます。

能舞台前から動かされる大松明
そして、四若神輿会とバトンタッチ。

大松明が四若神輿会に引き継がれる
「ホイットー、ホイットー」の掛け声に合わせながら、大松明が本殿の前に運ばれてきました。

本殿に向かう大松明
大松明は、その先を賽銭箱の上に乗せられます。
大松明の先になにやら紙のようなものが何枚も入れられていきます。
そして、神職が3度お辞儀。
いよいよ点火です。

大松明に点火
小さな火がちろちろと燃えていますが、大松明をくるくると回転させていると、その先に円を描くように火が燃え移っていき、やがて大きな炎に変わりました。
大松明の先がめらめらと燃え上がったところで、四若神輿会が担ぎ上げ、南楼門から外に出ていきました。

南楼門から出る大松明
私も急いで西楼門に向かいます。
でも、海外からお越しの方たちは、これから何が始まるのかわからないようで、境内で立ちっぱなしでした。
四条通を浄めて戻ってくる
西楼門の石段は観覧ができなくなっていました。
この後、大松明が西楼門をくぐって境内に戻るため、観覧禁止としたようです。
午後7時過ぎとなり、西楼門前、祇園石段下に大松明がやって来ました。

祇園石段下にやって来た大松明
道調べの儀の始まりです。
大松明は、四条通を西に進み四条大橋まで行きます。
この後、中御座の神輿が四条大橋に向かうための道を浄めるんですね。
四条通の南側では、お見送り提灯行列が待機していました。

お見送り提灯行列は待機中
お見送り提灯行列の出番は、もう少し先になります。
大松明を抱えて、四条通をぐんぐん進んでいきます。

燃え盛る大松明
四条大橋に近づくにつれて、歩道の観覧者の数が増え、なかなか前に進めません。
それでも、大松明を追って四条大橋の近くまでやって来ました。
でも、四条大橋付近での観覧は禁止なので、ここで折り返し八坂神社に戻ります。
八坂神社に戻って来た大松明
西楼門から舞殿に続く参道わきに陣取り、大松明が戻って来るのを待ちます。
午後7時30分頃。
四若神輿会が境内に戻って来ました。

戻って来た四若神輿会
行列の中ほどを大松明が進みます。

戻って来た大松明
空が暗くなってきたので、大松明の炎がさらに勢いを増して見えます。
大松明は、本殿の前を通り、舞殿の南側に運ばれます。
そして、用意していた他の3本の大松明に点火。

他の大松明に点火
火がしっかり燃えるまで時間がかかります。
その間に神輿洗式に向かう神職の方々が、南楼門から出ていきます。
大松明も、しっかり燃えたものから順に南楼門の外へ。

再び南楼門から出る大松明
4本の大松明が南楼門から出たところで、いよいよ中御座の神輿が動き始めます。
神輿洗式に出発です。
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