春に参拝した西本願寺・2025年

3月中旬に京都市下京区の東本願寺に参拝した後、西に約7分歩き、西本願寺にも参拝しました。

西本願寺も、東本願寺と同じく浄土真宗のお寺です。

境内の広さやお堂の配置もよく似ており、区別するのが難しいですね。

晴天の下の境内

西本願寺には、京都駅から北西に約10分歩くと到着します。

堀川通の歩道で信号待ち。

正面に見えるのは、西本願寺の御影堂門(ごえいどうもん)です。

御影堂

御影堂

東本願寺の御影堂門は巨大ですが、西本願寺の御影堂門は、それほど大きくありません。

とは言え、人の背より何倍も高く、他のお寺の山門と比較すると規模が大きいです。

御影堂門をくぐると正面に目隠塀(めかくしべい)が建っており、その後ろに逆さイチョウと御影堂があります。

御影堂と逆さイチョウ

御影堂と逆さイチョウ

逆さイチョウは、枝を横に張り出した珍しい樹形をしています。

秋には、金色になった姿を見られますが、3月はまだ葉が全くありません。

親鸞聖人を祀る御影堂にお参り。

堂内に入ってお参りすることもできますよ。

御影堂の北側に建つのは、本尊の阿弥陀さまを祀る阿弥陀堂です。

阿弥陀堂

阿弥陀堂

御影堂も阿弥陀堂も同じくらい大きなお堂ですが、御影堂の横幅は62メートル、阿弥陀堂の横幅は45メートルなので、御影堂の方が1.4倍ほど大きいです。

ここまで大きいと、見た目にはどちらの規模が大きいか判断しにくいですね。

東側の塀際では、カラフルな旗が立っています。

カラフルな旗

カラフルな旗

この旗は、仏旗(ぶっき)で、六色仏旗や六金色旗(ろっこんしょくき)とも呼ばれています。

色は、青、黄、赤、白、樺(かば/橙)の5色しかないのになぜ六色仏旗なのでしょうか。

調べてみたら、これらの色は仏さまの体から放たれる光で、さらに5色が混ざってもう1色の光ができることから六色仏旗というのだそうです。

なかなか深い意味があるんですね。

境内の北側にある建物は、緊急災害対策本部となっています。

緊急災害対策本部

緊急災害対策本部

能登半島地震の義援金も受付中です。

建物の中には、喫茶もありますよ。

御影堂の南側に建つ龍虎殿を過ぎ、境内の南に向かいます。

まだサザンカがたくさん咲いていますが、そろそろ終わりが近そうです。

サザンカ

サザンカ

枝垂れ梅は、今年は不発のようで、ほとんど咲いていませんでした。

枝垂れ梅

枝垂れ梅

ひっそりと椿も咲いていますよ。

椿

椿

境内の南側に建つ唐門。

唐門

唐門

いつもながら、装飾が見事であります。

東山区の豊国神社、北区の大徳寺の唐門を合わせて、国宝三唐門とされていますよ。

松の奥に建つ大玄関。

大玄関

大玄関

創建年代はわかっていないようですが、宝暦10年(1760年)の親鸞聖人五百回忌の時には建っていたようです。

そろそろ西本願寺から出ることに。

この日は、晴天だったこともあり、広い境内を歩いているだけで清々しい気分になりました。

景色も春らしくなってきていますね。

この後は、南隣の興正寺に梅を見に行きます。

なお、西本願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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