3月中旬に京都市下京区の文子天満宮に梅を見に行った後、西に約3分歩き、東本願寺に参拝しました。
東本願寺は、大きな建物が多く、見ごたえのある寺院です。
京都駅から近いこともあり、国内外から多くの旅行者が訪れますが、境内が広々としているので混雑することはほとんどないですね。
冬が終わって春となり、広大な境内を歩くのにちょうど良い季節になりました。
手水屋形の修理が終わった
東本願寺には、京都駅から北に約5分歩くと到着します。
文子天満宮から烏丸通の信号にやって来ました。
横断歩道の先には、東本願寺の入り口に建つ大きな御影堂門(ごえいどうもん)が見えます。

横断歩道
街中に突如として、このような建築物が現れるのが京都の特徴の一つですね。
御影堂門の前のお東さん広場の噴水越しに眺める御影堂門。

噴水と御影堂門
東本願寺に来た時には、つい撮影してしまいます。
御影堂門は、柱も立派で、彫刻も施されていますよ。

御影堂門の柱
境内に入ります。
御影堂門の先に建つのは、浄土真宗の開祖の親鸞聖人の御影を祀る御影堂です。

御影堂
こちらも巨大な建物で、横幅76メートル、奥行き58メートル、高さ38メートルもあります。
初めて見ると、この大きさに圧倒されますよ。
それでは、御影堂にお参りをしましょう。
堂内に入ることもできますから、内部もじっくりと見ておきたいですね。
境内から南に目をやると、京都タワーが見えます。

京都タワー
正式には、ニデック京都タワーと言います。
2024年4月1日以降、名称変更しています。
ニデックは、京都を代表する総合モーターメーカーで、2023年3月までは日本電産株式会社という社名でした。
京都タワーがあの形をしているのは、京都の街を照らす灯台をイメージしているからです。
2025年3月末まで工事が予定されていた手水屋形は、すでに修理を終えたようです。

手水屋形
まだ近づけませんでしたから、最後の仕上げが残っているのかもしれませんね。
東本願寺では、手水屋形の他にも、鐘楼と阿弥陀堂門の修理も行われ、それらはすでに完了し、きれいな姿に蘇っています。
鐘楼は、檜皮葺の屋根が落ち着きがあって良いですね。

鐘楼
以前は屋根がボロボロだったのですが、美しい姿になっています。
阿弥陀堂門も、金色の装飾がキラキラして美しいですよ。

阿弥陀堂門
阿弥陀堂門も修理前は、傷みが目立っていたのですが、今はぴかぴかです。
阿弥陀堂門から外に出ます。
そして、南側にある堀にやって来ました。
毎年夏になると淀姫というハスが堀を埋め尽くすのですが、今の時期は、水面が見えますよ。
堀端には、1本だけ梅が植えられており、ちょうど見ごろを迎えていました。

堀端の紅梅
ピンク色の一重の花がかわいらしいですね。

紅梅のアップ
ここに梅が植わっていることは、あまり知られていないので、独り占めできましたよ。
この後は、西本願寺に参拝します。
なお、東本願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。