京都市左京区に建つ真如堂(しんにょどう)は、1年を通して植物が様々な姿を見せてくれます。
春の桜はもちろん、夏の緑や秋の紅葉も美しいですね。
そして、冬には椿や梅の花も見ることができます。
今回は、三重塔を中心に真如堂の四季を紹介します。
春の真如堂
春の真如堂は、境内のいたるところで、桜が花開きます。
三重塔の周囲には、あまり桜がありませんが、少し離れたところに植えられている桜越しに三重塔を眺められます。

春の真如堂
できることなら、晴れている日に桜を見たいですね。
曇っていると、雲と桜の色が同化し、桜の美しさが半減します。
桜は、本堂の南側や赤門付近にも植わっていますよ。
夏の真如堂
夏の真如堂は、カエデの青葉越しに三重塔を見上げたいです。

夏の真如堂
日差しを受けて透き通るような黄緑色となったカエデの葉が、とても爽やかな気分にさせてくれます。
真夏に訪れると非常に暑いですが、6月なら比較的暑さがましです。
また、6月は、本堂の前でボダイジュが咲き、夏椿も見ることができます。
そして、境内の東側ではアジサイも咲きますから、6月の真如堂は見どころがいっぱいです。
秋の真如堂
初秋になると、真如堂の境内では萩の花が咲きますが、一番の見どころは11月の紅葉です。
三重塔の周囲には、カエデが多く植えられているので、真っ赤なモミジとともに三重塔を眺められます。

秋の真如堂
さすがに紅葉の時期は、旅行者や観光客の方が多いですが、真如堂の紅葉は一度は見ておきたいですね。
紅葉した花の木と一緒に見る三重塔も見事です。
他に本堂の裏にも、多くのカエデが植わっており、こちらは、11月末から12月上旬に紅葉が見ごろを迎えます。
冬の真如堂
冬の真如堂は、木々から葉が落ち、諸堂が見やすくなります。
三重塔付近のカエデも葉を散らし、邪魔するものがなく塔全体を見上げることができます。

冬の真如堂
冬が終わりを迎えようとする2月から3月にかけては、梅が花を咲かせます。
梅は、あまり植えられていませんが、咲いている花を見ると寒い冬が終わりを迎えるのを感じます。
また、冬から春にかけては椿も花を咲かせ、寒々しい境内に色を添えてくれますよ。
真如堂は、春、夏、秋の景色がきれいですね。
最もおすすめの季節は、秋の紅葉時期です。
人は多いですが、三重塔と一緒に紅葉を見ていただきたいです。
以上、真如堂の春夏秋冬でした。
なお、真如堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。