河津桜が開花前の淀水路・2025年

2月下旬に京都市伏見区の与杼神社に参拝した後、淀水路を訪れました。

淀水路の脇には、多くの河津桜が植えられており、毎年2月中旬から下旬に開花し、3月10日頃に見ごろを迎えます。

今年も、淀水路の河津桜が咲き始める季節となったので、開花状況を見に行ってきました。

正月桜だけ3分咲き

淀水路には、京阪電車の淀駅から南に約5分歩くと到着します。

淀水路の西の端にやって来ました。

淀水路

淀水路

水路沿いの河津桜は、まだ枝だけの木が目立ちますね。

河津桜の枝先を確認すると、つぼみが膨らんできていました。

河津桜のつぼみ

河津桜のつぼみ

でも、まだ開花している河津桜はなかったです。

水路沿いの遊歩道を東に歩いていきます。

1本だけ、毎年、開花が早い河津桜があるのですが、今年はその河津桜もつぼみが膨らんできているだけでした。

今年の京都は、2月に寒波が襲来したので、その影響で河津桜の開花が遅れているのかもしれません。

水路沿いのスイセンも、まだ開花したばかりですね。

スイセン

スイセン

例年なら、白色の花をたくさん咲かせているのですが。

パンジーは、黄色や紫色など、様々な色の花を咲かせていましたよ。

パンジー

パンジー

パンジーの花期は3月から5月が一般的ですが、淀水路では、2月に咲いているのをよく見ます。

水路脇に建つ木津釈迦堂。

木津釈迦堂

木津釈迦堂

中には、石仏が祀られていますが、どのような由来があるのかはわかりません。

木津釈迦堂から少し東に歩き、北に曲がるとトイレがあります。

トイレ

トイレ

そして、トイレから少し北に進んだところにも河津桜が2本植えられており、3分咲きになっていました。

この河津桜は正月桜と呼ばれています。

正月桜

正月桜

近くの説明書によると、この2本の河津桜は、淀の地植付け一番のりだそうです。

淀水路沿いの河津桜と同じ因子を持つ兄弟桜です。

河津桜は、オオシマザクラとカンヒザクラの自然交配種であり、正月桜は早咲きのカンヒザクラの遺伝因子を強く引き継いだため、水路沿いの河津桜より早く咲き、そして、花の色合いも少し濃いという特性を持っているとのこと。

正月桜を見上げます。

見上げる正月桜

見上げる正月桜

確かに赤色が、一般的な河津桜より濃く見えますね。

正月桜の近くにはサザンカも植えられており、こちらは満開でした。

サザンカ

サザンカ

これだけたくさんの花を咲かせていると、サザンカも華やかですね。

水路沿いをさらに東に歩きます。

そして、道路を横切り、淀水路の東側の一帯を見下ろしました。

見下ろす淀水路

見下ろす淀水路

淀水路の河津桜は、東に行くほど開花が遅くなります。

西側の河津桜が開花前でしたから、東側の河津桜も全く咲いていませんでした。

淀水路の河津桜は、2月末か3月初旬に開花すると思います。

見ごろを迎えるのは、3月15日以降になりそうですね。

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