サザンカが咲く冬の大谷本廟・2025年

2月上旬に京都市東山区の新日吉神宮に参拝した後、北西に約10分歩き、大谷本廟を訪れました。

大谷本廟は、西本願寺の親鸞聖人の廟所で、五条通と東大路通が交差する東山五条にあります。

近くの信号は、いつも清水寺に向かう人や清水寺から戻ってきた人が多いですね。

そして、その中には、大谷本廟に立ち寄る人の姿も見られます。

二天門の持国天と広目天

大谷本廟には、京阪電車の清水五条駅から五条通を東に約7分歩くと到着します。

この日も、普段と変わらず、東山五条の交差点は旅行者や観光客の方で混雑していました。

でも、大谷本廟の入り口に架かる円通橋は人がまばら。

円通橋

円通橋

清水寺に向かうには、大谷本廟の墓地を抜けていくのが近道ですが、まだその情報は海外からお越しの方には知られていないようです。

参道を東に歩き、総門の前にやって来ました。

総門

総門

ソテツは養生中です。

冬になると、養生中のソテツをちらほらと見かけますね。

総門付近では、サザンカが赤色の花を咲かせていました。

サザンカ

サザンカ

花は少し汚れてきていましたが、つぼみがたくさん残っており、まだまだ多くの花を咲かせそうです。

総門をくぐると緩やかな上り坂の先に仏殿が建っています。

仏殿

仏殿

仏殿の前の花噴水は、冬でも赤色、黄色、紫色など、様々な花が供えられています。

花噴水と仏殿

花噴水と仏殿

それでは、仏殿にお参りをしましょう。

仏殿の北東角には、個性的な形をした二天門が建っています。

二天門

二天門

二天門の右側には持国天が祀られていますよ。

持国天

持国天

そして左側には広目天。

広目天

広目天

持国天と広目天が祀られているから二天門というんですね。

これまで、何度も大谷本廟に参拝していますが、持国天と広目天には全然気づきませんでした。

持国天も広目天も、年季が入っているようですが、江戸時代に造られたものでしょうか。

ちなみに大谷本廟の前身は、かつては知恩院の近くにあり、慶長8年(1603年)に徳川幕府の命により現在地に移転しています。

二天門をくぐった先は、広々としており、奥に明著堂が建っています。

明著堂

明著堂

明著堂の奥には祖壇と呼ばれる親鸞聖人のお墓があり、参拝者は明著堂の前からお参りをします。

仏殿の裏側にも、多くのサザンカが植えられていますよ。

仏殿裏のサザンカ

仏殿裏のサザンカ

赤色の花がたくさん咲いていましたが、しおれてきている花が目立ちますね。

それでも、3月上旬までは花が咲いていそうですよ。

そろそろ大谷本廟から出ましょう。

清水寺へと続く五条坂の歩道は、速く歩けないほど多くの観光客の方で賑わっていました。

この後は、夢見坂からねねの道を歩きます。

なお、大谷本廟の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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