2月上旬に京都市東山区の智積院に参拝した後、東に約3分歩き、新日吉神宮(いまひえじんぐう)を訪れました。
普段から人が少なく静かな新日吉神宮ですが、冬はさらに人が少なく、境内はとても静かです。
そのためか、冬の寒さが厳しく感じられますね。
雪が残る境内
新日吉神宮には、京阪電車の七条駅から北東に約10分歩くと到着します。
市バス停「東山七条」からだと、東に徒歩約5分です。
智積院と妙法院の間にある京都女子だ史学に続く女坂を登って行くと、新日吉神宮の鳥居が見えてきます。

鳥居
鳥居をくぐった先は駐車場になっています。
境内に入るには、鳥居の右側の石畳を進まなければなりません。
鳥居の近くでは、ソシンロウバイが黄色い花を咲かせていました。

ソシンロウバイ
花数はやや少なめですね。
朱色の楼門。

楼門
楼門の脇には、随身(ずいじん)の像が安置されていますよ。
楼門をくぐります。
境内はいつものように閑散としていますね。

拝殿
正面に見える拝殿が寂しそうです。
新日吉神宮に到着した頃から、空が曇り始め、境内が薄暗くなってきました。
境内の端には、数日前に降った雪が残っていましたよ。

雪
きっと、新日吉神宮も、雪がたくさん積もったことでしょう。
拝殿の後ろの石段を上ると本殿が建っているのでお参りをしましょう。

本殿
新日吉神宮は、平安時代末期に後白河上皇が法住寺殿を創建した際にその守護神として日吉大社の神々を勧請(かんじょう)したのが始まりです。
また、後白河天皇も祀られていますよ。
祭神の中には、他に大己貴命(おおなむちのみこと)も祀られています。
大己貴命は大国主命(おおくにぬしのみこと)の別名で、大黒天としても崇められています。
そのためか、本殿の前には、大黒さまの置物が置かれていますよ。
縁結び、商売繁盛のご利益を授けてくれる大黒さまも、しっかり拝んでおきたいですね。
本殿の裏側には、御神木のスダジイが植わっています。

スダジイ
幹がとても太く、力強さを感じます。
見上げているだけで、強い生命力を授けてもらえそうですね。
本殿の北側に建つ飛梅天満宮には、学問の神さまの菅原道真が祀られていますよ。

飛梅天満宮
菅原道真と言えば梅ですが、飛梅天満宮前の枝垂れ梅は、まだ開花する様子がありませんでした。
枝垂れ梅は遅咲きなので、3月上旬に参拝すると良い具合に咲いていると思います。
飛梅天満宮の前に植わっているサザンカは、赤色の花をたくさん咲かせていましたが、散っている花も多かったです。

サザンカ
サザンカは、3月に入っても咲いていそうですが、花びらに汚れが目立ち始めています。
本殿の近くから境内を眺めます。

境内
青空が見えますが、新日吉神宮の頭上は雲に覆われ太陽が隠れていました。
そのため、新日吉神宮にいる間は、ずっと境内が日陰になっていましたよ。
この後は、大谷本廟に参拝します。
なお、新日吉神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。