元日に京都市東山区の円山弁天堂に参拝した後、北に約3分歩き、知恩院(ちおんいん)を訪れました。
知恩院は、浄土宗四ヵ本山の一つに数えられる寺院で、華頂山のふもとに広大な寺域を有しています。
日ごろから、旅行者や観光客で賑わっていますが、境内が広々としているので混雑しているようには感じないですね。
元日はどれくらいの参拝者がいるでしょうか。
青空が美しい境内
知恩院には、地下鉄の東山駅から南東に約8分歩くと到着します。
京阪電車だと、祇園四条駅から東に徒歩約8分です。
今回は、円山弁天堂近くにある南東角の入り口から境内に入りました。
境内に入って最初に目にするのは、大鐘楼です。
大晦日には、除夜の鐘が撞かれましたね。
初めて見ると、梵鐘の大きさに驚きますよ。
石段を下ります。
境内の頭上には、元日から心が晴れるような青空が広がっていました。
浄土宗の開祖の法然上人を祀る御影堂(みえいどう)の前には、初詣に訪れた参拝者の姿が見られます。
その御影堂の脇には、上宮高校が、浄土宗開宗850年を記念して奉納した「一心専念 弥陀名号 行住座臥」と記された大きな板が置かれていました。
大意は、時も場所も問わず、ただひたすら念仏を唱え続ければ、阿弥陀さまが極楽浄土に導いてくれるというもの。
このとてもわかりやすい教えが、多くの人々に浄土宗が信仰される理由なんですね。
御影堂の東側にやって来ました。
ここから見上げる青空も美しいですね。
御影堂の東側、智慧乃道の入り口付近は工事をしていました。
智慧乃道も、塀が設置され、石段の幅が半分くらいになっています。
そして、石段を上り切り、門をくぐった先に建つ勢至堂の前も工事が行われています。
勢至堂の建物自体は、工事が行われないように見えますが、どうでしょうか。
勢至堂にお参りをしようと思ったのですが、中に入ることができなかったので、その北にある墓地へ向かいます。
墓地には、祇園の芸舞妓の信仰を集める濡髪大明神が祀られているので、こちらにお参りをしましょう。
濡髪大明神の近くは、意外と多くの参拝者の姿が見られました。
墓地からの眺め。
木々の枝から葉がなくなっていましたが、あまり見晴らしがよくありませんね。
石段を下り、御影堂の西側に建つ阿弥陀堂の前にやって来ました。
阿弥陀堂の頭上の青空も美しいですね。
阿弥陀堂には、誰でも上がってお参りできますよ。
この日は、戸が開いており、中にいらっしゃる金色の阿弥陀さまを外からでも拝めました。
なので、今回は、阿弥陀堂に上がらず、外からお参りすることに。
巳年の元日は晴天で、良い新年のお参りができましたよ。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。