清浄華院の紅葉が終わりに近づく・2024年

12月中旬に京都市上京区の廬山寺に参拝した後、北に少し歩き清浄華院(しょうじょうけいん)にも参拝しました。

清浄華院は、浄土宗四ヵ本山の一つに数えられるお寺で、京都御苑の東に寺地があります。

旅行者や観光客が多く訪れても良さそうな立地なのですが、境内が混雑することはないですね。

紅葉が終盤

清浄華院には、地下鉄の今出川駅から南東に約10分歩くと到着します。

京阪電車の出町柳駅からだと南西に徒歩約10分です。

清浄華院の総門の前にやって来ました。

総門

総門

本山らしく立派な門であります。

境内に入ります。

この日も、人の姿が見られません。

境内

境内

まずは、総門の隣に建つ不動堂の中に入ってお参りをしましょう。

不動堂

不動堂

祀られているのは、安倍晴明ゆかりの泣不動尊です。

いつもながら、お不動さまは、怖い顔をしています。

清浄華院の不動明王像は、平成23年(2011年)に不動堂が再建された際に新造されたものです。

まだ、祀られてそれほど年月が経っていないためか、肌艶がきれいですね。

不動堂にお参りをした後は、浄土宗の開祖の法然上人を祀る御影堂(みえいどう)へ。

大殿とも呼ばれる御影堂も、立派な建物ですよ。

その脇に植えられているカエデは、そろそろ紅葉が終盤に近付いています。

御影堂脇の紅葉

御影堂脇の紅葉

こちらは、近年出土された法成寺(ほうじょうじ)の礎石です。

法成寺の礎石

法成寺の礎石

法成寺は、藤原道長が建立したお寺ですが、現存していません。

清浄華院から南に5分ほど歩いたところにある鴨折高校のグランドの脇には、かつてこの周辺が法成寺だったことを示す石碑が立っていますよ。

法成寺の礎石の近くに植えられている蜂須賀桜も、葉が少なくなっていました。

蜂須賀桜の黄葉

蜂須賀桜の黄葉

蜂須賀桜は、秋になると黄色く染まった葉がきれいなんですよね。

11月末までに訪れていれば、全身が黄色の蜂須賀桜を見られたことでしょう。

大書院前のカエデは、まだモミジをたくさん残していました。

大書院前の紅葉

大書院前の紅葉

でも、モミジの色は茶色で、元気がなくなってきているように見えます。

紅葉の頭上には、冬の空。

紅葉と空

紅葉と空

12月中旬になり、京都は一気に気温が下がって本格的な冬となっています。

境内に散ったモミジも、冬の到来を告げているようであります。

散り紅葉

散り紅葉

華水手水舎の手水鉢には、溢れんばかりに水が張られていました。

華水手水舎

華水手水舎

その後ろには、トーテムポールのような石像が立っていますよ。

そろそろ清浄華院から出ることに。

清浄華院では、12月31日の23時30分から歳末回向法要が催され、23時40分からは、予約なしで除夜の鐘を撞かせてもらえます。

温かい年越しそばも用意されていますよ。

京都で年越しを予定されている方は、大晦日の夜に清浄華院に参拝してはいかがでしょうか。

この後は、本満寺に紅葉を見に行きます。

なお、清浄華院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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