4月中旬に神泉苑に参拝した後、京都市上京区と中京区の堀川沿いの桜を見て歩きました。
桜と言えば、ソメイヨシノが最も有名ですが、京都市の中心部を北から南に流れる堀川沿いには、遅咲きの八重桜がたくさん植えられています。
ソメイヨシノが散ると咲き始める八重桜は、4月中旬から下旬にかけて見頃を迎えますね。
堀川を北に向かって歩く
地下鉄の二条城前駅から東に3分ほど歩き、堀川通の東側にやって来ました。
ここから、北に向かって堀川沿いを桜を見ながら歩いていきます。
堀川沿いは、赤色や白色の花を咲かせる八重桜が、ちょうど良い間隔で植えられています。
堀川沿いの遊歩道から見上げる桜。
HOTEL THE MITSUI KYOTOの近くに植えられている八重桜は、白色の花を咲かせるものが多いですね。
北に歩いている途中で、何度か歩道に上がり、八重桜を見下ろしました。
見下ろす方が芝生の緑色と一緒に桜を見られるので、より美しく感じますね。
緑色の花を咲かせる御衣黄(ギョイコウ)も咲いていましたよ。
御衣黄は、時間が経つと少しずつピンク色に変わっていきますが、まだほとんどの花が緑色でした。
緑色と言えば、カエデの新緑もきれいな季節になって来ましたね。
ソメイヨシノが咲く頃から、カエデも若葉をつけ始めるのですが、その頃は桜に夢中で、カエデの新緑に気づかない人が多いのではないでしょうか。
堀川と一緒に見る八重桜。
この日は、空が曇っていたので、白色の花がわかりにくい写真になってしまいました。
黄砂の影響もあったのか、街全体が煙っているような感じでしたよ。
橋の上から眺める八重桜。
赤色の花を咲かせている八重桜が目立ちますが、これらは関山(カンザン)ですね。
細長い桜もありました。
このような樹形なのか、細長くなるように枝を伐ったのかどっちでしょうか。
こちらの関山は、葉が少なめで、花の濃いピンク色が際立っていました。
堀川の説明書によれば、関山は、オオシマザクラの影響が大きいと言われる栽培品種の中でヤマザクラの影響が見られるサトザクラとのこと。
花びらは20枚から45枚あり、花径は45mmから55mmあります。
寒さや病虫害に強いことで全国的に広まったそうで、花を塩漬けにして、祝い事の桜湯に利用されています。
堀川沿いを一条戻橋の近くまで歩いてきたところで、歩道に上がります。
堀川沿いの八重桜は、葉が目立ち始めていましたが、4月21日まではきれいに咲いていそうですよ。
この後は、白峯神宮に八重桜を見に行きます。