2月2日に壬生寺に節分会を見に行った後、北西に約15分歩き、西院春日神社(さいいんかすがじんじゃ)に参拝しました。
西院春日神社を訪れるのは久しぶりですね。
そして、この時期に当社にお参りをしたことはなかったと思います。
咲き始めた白梅
西院春日神社には、阪急電車の西院駅、または、京福電車の西院(さい)駅から北西に約5分歩くと到着します。
佐井通に面する西院春日神社の鳥居の前にやって来ました。
鳥居をくぐると、もう一つ鳥居があり、それをくぐった左手に手水舎があります。
そして、手水舎の隣に3匹のカエルがいます。
このカエルは一願蛙といい、水をかけて祈願すると願い事が叶うと伝えられています。
三蛙は、「見かえる」につながり縁起が良いとされていますよ。
先頭のカエルは、2匹も背負って重たそうですね。
西院春日神社を訪れた時間帯は、曇り空で境内が薄暗かったです。
拝殿の北側に本殿が建っているのでお参りをします。
西院春日神社は、天長11年(833年)に淳和天皇の命により、奈良の春日大社から分霊を迎えたのが始まりで、以来、天皇が特別に信仰されてきた神社です。
淳和天皇の皇女の崇子内親王(たかこないしんのう)が疱瘡を患った際、当社に祈願したところ、内親王の身代わりとして神前の石に疱瘡が移り回復したと伝えられています。
それから、当社は、病気平癒、厄除身代わりの神さまとされ、以来、その石は疱瘡石と呼ばれるようになりました。
疱瘡石は、毎月1日、11日、15日に特別公開されます。
ちなみに本殿の前に置かれている石は、お百度参りの石で、疱瘡石ではありません。
本殿の近くでは、赤色のサザンカが咲いていました。
しおれている花があったので、そろそろサザンカは終わりに近づいているようです。
本殿の西側に植えられている白梅は、花が咲き始めたばかりでした。
3分咲きくらいでしょうか。
枝先には、まだつぼみがたくさん残っていますから、これからもっと華やかになりそうですね。
2月に西院春日神社を訪れたことがなかったので、梅があることに気づきませんでした。
拝殿を背景に見る梅。
薄暗くて、花が咲いているのかどうかわからない写真になってしまいました。
境内の西側には、還来神社(もどろきじんじゃ)が建っており、たくさんのわらじが奉納されていました。
還来神社は、旅行安全、帰還御礼にそれぞれわらじを奉納する習慣があります。
お礼参りは、できるだけ早いうちにし、お礼の言葉を書き添えて奉納します。
そして、還来大神さまに無事帰還の報告をして、願解きの祈願をします。
わらじの初穂料は3,000円とのこと。
そろそろ西院春日神社から出ましょう。
境内の片隅では、白色のサザンカも咲いていましたよ。
西院春日神社の梅は、2月10日頃に見ごろに入ったのではないでしょうか。
梅は、2月20日頃までは楽しめそうですよ。
この後は、高山寺に参拝します。
なお、西院春日神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。