初秋の善法律寺で見るサルスベリ・2023年

9月中旬に京都府八幡市の杉山谷不動に参拝した後、南に約15分歩き、善法律寺(ぜんぽうりつじ)にも参拝しました。

善法律寺は、八幡市の紅葉寺と呼ばれているお寺で、その名のとおり、紅葉が美しいことで知られています。

そのため、紅葉の時期は、比較的多くの参拝者が訪れますが、その他の季節は、境内で人を見かけることがほとんどありません。

サルスベリが見ごろを保つ

善法律寺には、京阪電車の石清水八幡宮駅から南に約15分歩くと到着します。

山門の前にやって来ました。

山門

山門

山門の前に植えられているカエデは、まだ緑色が濃く、夏真っ盛りといった感じです。

山門をくぐって境内に入ります。

緑に包まれた参道

緑に包まれた参道

参道の周囲も、カエデが多く植えられており、参道の石畳に木陰ができていました。

石畳のコケも緑色がきれいですね。

カエデとコケ

カエデとコケ

池にある鎮守社の向こうでは、まだサルスベリが咲いていました。

鎮守社とサルスベリ

鎮守社とサルスベリ

本堂の周囲も緑がいっぱい。

本堂

本堂

本堂には、八幡大菩薩が祀られています。

それでは、お参りをしましょう。

善法律寺は、正嘉年間(1257-1259年)に善法寺宮清(ぜんぽうじきゅうせい)が建立したということですから、800年近い歴史を持っています。

当寺は、善法寺家の菩提寺で、室町時代には宮清の曾孫の紀良子(きのよしこ)が足利義詮に嫁ぎ、後に3代将軍となる義満を産んでいます。

境内に多くのカエデが、植えられているのは、紀良子がカエデの木を寄進したからと伝わっています。

本堂とカエデ

本堂とカエデ

カエデに囲まれるように立つ慰霊塔。

慰霊塔

慰霊塔

この慰霊塔には、昭和9年(1934年)9月21日の室戸台風で亡くなった子供たちの名が刻まれています。

慰霊塔の前には、駐車場が広がります。

駐車場

駐車場

駐車場の奥に見える雲が、まだ夏を思わせるようなもりもりとした形をしています。

この暑さは、いつまで続くのでしょうか。

夏の暑さが続いているおかげなのか、サルスベリは、この時期にしては花数が多く、まだ見ごろを保っています。

サルスベリとお地蔵さま

サルスベリとお地蔵さま

駐車場から見る男山は、善法律寺のおすすめの景色であります。

サルスベリと男山

サルスベリと男山

サルスベリの赤い花と一緒に見る緑の山と白雲は、終わらない夏を伝えているようでしたよ。

善法律寺は、11月下旬になると境内が紅葉で真っ赤になります。

ぜひ、その頃に善法律寺に参拝してください。

なお、善法律寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。