5月末に要法寺にサツキを見に行った後、南東に約10分歩き、東山区の知恩院に参拝しました。
知恩院は、浄土宗四ヵ本山の一つに数えられる寺院です。
徳川家との関係も深く、建物はどれも豪壮で城郭を思わせるような迫力があります。
梅雨の到来とともに見ごろを過ぎようとするサツキ
知恩院には、地下鉄の東山駅から南東に約7分歩くと到着します。
京阪電車だと祇園四条駅から北東に徒歩約8分ですね。
知恩院の三門の前にやって来ました。
京都は5月中に梅雨入りしたこともあり、私が知恩院を訪れた時は、どんよりとした雲が空を覆っていました。
三門をくぐると正面に急な石段の男坂があります。
男坂を上るのはきついので、南側の女坂を上ることに。
女坂の入り口では、白色のサツキが咲いていました。
花数は少なくなってきていますが、まだ見ごろをなんとか保っていますね。
女坂を上りきり御影堂(みえいどう)の前にやって来ました。
正面から見る御影堂は、全体を写真に収めきれいないほど大きいですね。
それでは、御影堂にお参りをしましょう。
御影堂には、浄土宗を開いた法然上人の御影が祀られており、中に入って拝むこともできますよ。
御影堂の東にある智慧乃道を上ります。
智慧乃道沿いのカエデは、緑色が深まり、しっとりとしていました。
時折、ウグイスの鳴き声も聞こえてきます。
智慧乃道の先では、紫色のサツキが咲いていました。
門をくぐった正面には、勢至堂が建っています。
勢至堂の近くのサツキはまだ花数が多めでした。
サツキの近くでは、アジサイが咲き始めていましたが、まだほとんど色がついていませんでした。
勢至堂の裏の墓地には、祇園の芸妓さんに信仰されている濡髪大明神が祀られていますよ。
濡髪大明神は、縁結びのご利益を授けてくれると伝えられていますね。
濡髪大明神にもお参りをしておきましょう。
勢至堂の前に戻って来ました。
サツキの足元を見ると、ピンク色の花が落ちていました。
帰りは北門から石段を下っていくことに。
その石段脇では、青色の西洋アジサイが咲き始めていました。
知恩院では、数は多くありませんが、梅雨にアジサイを見ることができます。
石段を下りて、黒門の前にやって来ました。
黒門付近に植えられているカエデも、しっとりとした緑色になっていました。
梅雨の時期は、青モミジもきれいですね。
知恩院のサツキは、5月末で見ごろが終わりに近づき、アジサイが咲き始めていました。
これからの季節は、アジサイと青モミジを見に知恩院に参拝するのも良いでしょう。
この後は、八坂神社に参拝します。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。