2月末。
京都市東山区の智積院(ちしゃくいん)に参拝しました。
智積院は、真言宗智山派の総本山で、東山七条に広々とした境内を有しています。
四季折々の風景を楽しめる智積院は、今の時期、梅が花を咲かせ、一足早く春を感じさせてくれます。
早咲きの梅が満開
智積院には、京阪電車の七条駅から七条通を東に約7分歩くと到着します。
市バスだと、「東山七条」で下車してすぐです。
入り口は、工事が行われており、参道にはブルーシートが敷かれていました。
また、入り口にあった門も撤去され、見晴らしが良くなっています。
見晴らしが良いと言えば、入り口の南側で工事が行われている宝物館の周囲を囲んでいたフェンスも取り除かれ、日差しが参道に降り注ぐようになっていました。
宝物館も、外観は完成しているように見えますが、まだ完全に工事は終わっていないようです。
参道を東に向かって歩きます。
奥には、立派な金堂が見えます。
参道わきに植えられている早咲きの紅梅が見ごろを迎えていました。
金堂前の白梅も、多くの花を咲かせ華やかになっています。
この日は、金堂で東日本大震災物故者十三回忌法要が執り行われており、堂内からは大勢のお坊さんの声が聞こえていました。
金堂にお参りできそうになかったので、その南側に建つ不動明王を祀る明王殿にお参りをすることに。
金堂の裏側の梅林は、まだ見ごろには早い状況でした。
一部の梅は、多くの花を咲かせていましたが、開花前の梅が目立ちます。
梅林は、遅咲きの梅が多いのですが、今年は、例年よりも開花が遅れているようです。
金堂の右前に植えられている紅梅は見ごろ。
この日は、快晴で観梅には良い天気でした。
特に参道から見上げる青空が美しく感じましたよ。
智積院は、立派なお寺なのですが、旅行や観光で訪れる人が少なめです。
そのため、広い境内を静かに歩くことができます。
爽やかな青空の下、無人の参道を歩くのは、何とも贅沢に感じますね。
智積院は工事が行われている関係で、鐘楼堂の近くには行くことができませんでした。
それでも、境内全体で梅を見られ、よいお参りができましたよ。
智積院の梅は、2月末に見ごろを迎えていました。
まだ、遅咲きの梅が開花していなかったので、見ごろは3月20日頃まで続くのではないでしょうか。
今年は長く梅を楽しめそうですね。
この後は、新日吉神宮に梅を見に行きます。
なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。