元日に京都市東山区の剣神社に参拝した後、北に約15分歩き、新日吉神宮(いまひえじんぐう)にも参拝しました。
新日吉神宮には、日吉山王の神使の真猿(まさる)がいるので、申年の正月には初詣に行きたい神社ですね。
2023年は卯年ですが、久しぶりに元日に新日吉神宮を訪れることにしました。
元日の境内は参拝者が少なめ
新日吉神宮には、京阪電車の七条駅から北東に約12分歩くと到着します。
市バスだと、「東山七条」から東に徒歩約5分です。
北の妙法院と南の智積院に挟まれた緩やかな上り坂の女坂を3分ほど歩いた先に新日吉神宮の大きな鳥居が現れます。
そして、その鳥居の右側の参道の中ほどにも、石造りの鳥居があります。
石造りの鳥居をくぐってまっすぐ進めば楼門がありますが、その前に参道わきの山口稲荷大明神にお参りをしましょう。
お稲荷さんですから、今年の商売繁盛をお願いしておきます。
朱色の楼門を見上げます。
京都市内だと、今宮神社や八坂神社などにも、このような朱色の楼門が建っていますね。
楼門をくぐった先には、拝殿があり、その近くにはバイクや自動車が数台停車していました。
普段は人が少ない新日吉神宮ですが、元日は初詣に訪れた人の姿が見られました。
それでも、新日吉神宮は、比較的参拝者が少ないですね。
拝殿の後ろの石段を上ると本殿が建っているので、お参りをしましょう。
祭神として祀られているのは、後白河天皇と日吉山王七神です。
平安時代後期、この近くに後白河上皇の院御所である法住寺殿があり、その鎮守として近江の日吉山王社から、分霊を勧請(かんじょう)したのが新日吉神宮の始まりです。
日吉山王七神の一神である大己貴命(おおなむちのみこと)は、大国主命(おおくにぬしのみこと)の別称で、大国を音読みすると「だいこく」となることから、大黒天と同一視されています。
本殿の前には、小さな大黒さまと真猿がいますよ。
元日とあって、いつもよりたくさんのお賽銭が置かれていました。
大黒さまは、縁結びや商売繁盛のご利益を授けてくれます。
本殿の裏に植えられているご神木のスダジイ。
いつ見ても、立派であります。
幹からは生命の力がみなぎっているようであります。
本殿の北側にあるのは、飛梅天満宮です。
祭神は、学問の神さまの菅原道真です。
社殿の近くに置かれたプランターには、梅が植えられていますが、まだ開花する気配がありません。
2月中旬以降に参拝すると、梅の花を見られますよ。
飛梅天満宮の近くでは、サザンカも赤色の花を咲かせていました。
いつもは、ほとんど人がいない授与所ですが、さすがに元日は参拝者の姿を見られましたよ。
それでも、大きな神社にしては参拝者が少なく、静かにお参りできました。
この後は、若宮八幡宮に参拝します。
なお、新日吉神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。