7月上旬。
京都市東山区の豊国神社に参拝しました。
豊国神社は、豊臣秀吉を祀っており、出世開運のご利益を授けてくれることで知られています。
普段から参拝者はそれほど多くない神社ですが、夏は特に人が少なくなりますね。
招福白虎
豊国神社には、京阪電車の七条駅から北東に約7分歩くと到着します。
市バスだと、「博物館三十三間堂前」から北に徒歩約3分です。
広々とした正面通の東側に豊国神社の石造りの鳥居が見えます。
頭上には、カラッとした夏空。
今年の京都は梅雨明けが早く、6月中に梅雨が終わりました。
鳥居をくぐります。
手水舎にある手水鉢はふたがしてあり、その上にひょうたんが置かれています。
人が手水鉢に近づくと自動でひょうたんの先から水が流れるようになっていますよ。
手水舎には風鈴が吊るされており、そよ風が吹くと、リンリンと涼しげな音を鳴らしていました。
参道の奥に建つ唐門は、国宝三唐門の一つに数えられています。
参道わきには、豊臣秀吉がいますよ。
唐門の前に大きな白虎の置物がありました。
これは、招福白虎といい、京都美術工芸大学が制作したものです。
コロナ退散を願い、ウイルスを打ち負かす力強さと干支の愛らしさを併せ持った白虎に開運の願いを込めて奉納したそうです。
首には、金色のひょうたんがついていましたよ。
それでは、唐門の前から拝殿の奥に建つ本殿に向かってお参りをしましょう。
唐門の前には、いつもながら、たくさんのひょうたんの絵馬が吊るされていました。
豊臣秀吉は、戦に勝つたびに旗印としていたひょうたんの数を増やしていきました。
その数の増え方が非常に早かったことから、秀吉の旗印は、千成瓢箪(せんなりびょうたん)と呼ばれています。
唐門の前につるされているひょうたんの絵馬も、千枚くらいあるでしょうか。
唐門の近くには、本物のひょうたんもありましたよ。
以前は、ひょうたんはなかったのですが、最近になって育て始めたようです。
これから、このひょうたんが、豊国神社の名物になるかもしれませんね。
そろそろ豊国神社から出ましょう。
私が境内にいる間、数人の参拝者が訪れましたが、いつもながら混雑することはなく、静かにお参りできましたよ。
この後は、養源院に参拝します。
なお、豊国神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。