2月3日の節分の日に京都市東山区の知恩院に参拝した後、八坂神社にも参拝しました。
毎年、節分の日の八坂神社では、舞妓さんの豆まきなどが行われ、とても賑わうのですが、今年は京都でまん延防止等重点措置が出ていることから、規模が縮小されて節分の行事が行われました。
参拝者が少ない八坂神社
八坂神社の最寄り駅は、京阪電車の祇園四条駅です。
駅からは、四条通を東に約5分歩くと、八坂神社の西楼門の前に到着します。
今回は、北東角にある鳥居から八坂神社の境内に入ることに。
北側の参道はほぼ無人。
この辺りは、いつも人が少ないので珍しいことではありません。
本殿の前にやって来ました。
本殿の前は、節分の日とは思えないほど人が少ないです。
例年なら、たくさんの参拝者が本殿の前に並んでいるのですが、今年は待つことなくお参りできました。
本殿に祀られている素戔嗚尊(すさのおのみこと)に疫病退散と厄除を祈願しましょう。
授与所の前も人が少ないですね。
例年なら、福引付きの福豆が授与されているのですが、今年は景品の姿が見当たらないので福豆だけの授与のようです。
縁結びの大国主社の前では、因幡の白兎と大国主命(おおくにぬしのみこと)が、まだマスクを着けています。
マスクには、「蘇民将来之子孫也」と書かれていました。
昔から、蘇民将来之子孫也と書いたお札を家に貼っておくと疫病にかからないと言い伝えられています。
それにしても境内は閑散としています。
いつもの節分の日なら、舞殿を囲むように大勢の参拝者が並び、舞妓さんの豆まきを待っているのですが。
祇園祭が終わった8月の境内と同じくらい人が少ないですね。
本殿の裏にある神馬舎は、令和2年(2020年)12月23日に重要文化財に指定されました。
明治8年(1875年)まで実際に境内で神馬が飼われていたのですが、現在は木製の神馬が2頭奉安されています。
正月7日に白馬を見ると年中邪気を除くと言われており、これは、宮中の白馬節会(あおうまのせちえ)をならったものなのだとか。
かつては青馬でしたが、それが白馬に変わり、今でもアオウマと呼ばれています。
本殿の西側にある十社は、その名のとおり、10の社が一体になっています。
左から多賀社、熊野社、白山社、愛宕社、金峰社、春日社、香取社、諏訪社、松尾社、阿蘇社です。
これだけ多くの神さまが祀られているので、なんでも願い事を叶えてくれそうですね。
元日に舞殿に掲げられていた寅年の絵馬は、能舞台に移動していました。
元日には、たくさんの初詣客の方がこの絵馬を見ていましたが、今はじっくり見る人がほとんどいません。
そろそろ八坂神社から出ましょう。
帰りは、南楼門から外に出ました。
今年の節分の日の八坂神社は、閑散として活気がありませんでした。
2年続けて節分の行事が縮小されましたが、来年はいつものような盛り上がる節分の日になって欲しいですね。
この後は、清水寺に日想段を見に行きます。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。