寅年の元日。
京都市東山区の恵美須神社に初詣に行ってきました。
恵美須神社は、大阪市の今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ)、兵庫県西宮市の西宮神社と並び日本三大えびすの一つに数えられています。
恵美須さまと言えば、商売繁盛のご利益が有名ですから、年始にその年の仕事がうまくゆくように祈願しておきたいですね。
二の鳥居の恵美須さまに賽銭を投げ入れる
恵美須神社には、京阪電車の祇園四条駅から南東に約5分歩くと到着します。
阪急電車の京都河原町駅からだと南東に徒歩約8分ですね。
大和大路通に面する恵美須神社の一の鳥居の前にやってきました。
人がまばらです。
恵美須神社は、元日に初詣で訪れる人が意外と少ないので、境内はそれほど混雑しません。
一の鳥居をくぐって右に向かうと、財布塚があります。
財布が膨らむようにお願いしておきましょう。
そして、財布塚の隣には名刺塚もあります。
仕事上の人脈が増えるようにお願いしておくと良いでしょう。
一の鳥居と二の鳥居の間には、年季が入った恵美須さまがいらっしゃいます。
顔が、少々しかめっ面に見えます。
隣には、笑顔が素敵な恵美須さまもいらっしゃいますよ。
元日からこの笑顔を見ると、1年間、福に恵まれそうな気がしますね。
二の鳥居の上の方には、笑顔の恵美須さまの顔がかかっています。
そして、あごの下には、熊手のようなものがついています。
これは福箕(ふくみ)と呼ばれるもので、中には投げ入れられた賽銭がたくさんあります。
この二の鳥居の福箕に気づいた初詣客の方が、賽銭を投げ入れていると、他の初詣客の方も挑戦し始め、次々と小銭が宙を舞い始めます。
私も、福箕に向かって賽銭を投げ入れました。
今回は、2回目に入れることができましたよ。
福箕ではなく、あごの真下の網の中に賽銭を投げ入れる達人の方もいらっしゃいました。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
恵美須神社の境内は、人がまばらで待つことなくお参りできました。
しっかりと商売繁盛をお願いしておきましたよ。
本殿にお参りを済ませた後は、本殿横の板をコンコンと叩くことも忘れてはいけません。
恵美須さまは、耳が遠いので、こうやってお参りに来たことを知らせる必要があるんですね。
本殿のお供えは少なめ。
ちょっと寂しい感じです。
境内の隅には、ひっそりとナンテンの赤い実がなっていましたよ。
元日の恵美須神社は、初詣客が少なく、すぐに本殿にお参りすることができました。
恵美須神社は、十日ゑびす大祭が有名で、1月8日の招福祭から12日の撤福祭までの5日間が、1年で最も賑わいます。
2022年は、新型コロナウイルスの感染予防のため、11日の舞妓さんによる福笹の授与は中止となっていますが、2月2日まで福笹や縁起物の授与は行われます。
元日に恵美須神社に初詣に行けなかった方は、十日ゑびす大祭の時に参拝してはいかがでしょうか。
この後は、両足院の毘沙門堂に参拝します。
なお、恵美須神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。