7月上旬に京都市南区の六孫王神社に参拝した後、東に5分ほど歩き東寺を訪れました。
東寺は、教王護国寺ともいい、五重塔が有名なお寺です。
京都駅からも近く、京都市内の4つの五重塔の中で最も交通の便が良いですね。
東寺は、旅行者や観光客に人気ですが、梅雨の時期は訪れる人が少なく、境内が混雑することはありません。
御影堂に参拝
東寺の最寄り駅は、近鉄電車の東寺駅です。
駅からは、西に5分ほど歩くと、南大門の前に到着します。
東寺に入る際は、南大門から入りたいですが、今回は六孫王神社から近い北総門から境内に入りました。
北総門をくぐると南に向かって石畳の参道が延びています。
参道を歩いて行くと、途中に蓮池があり、その上に石橋が架かっています。
石橋の奥に見えるのは、北大門です。
北大門をくぐると、正面に食堂(じきどう)が建っています。
その食堂から南西に少し歩くと、御影堂(みえどう)に続く門があるので、くぐりましょう。
御影堂は、工事を行っていましたが、今は完了し、きれいな檜皮葺の屋根が見られるようになっています。
それでは、御影堂にお参りをしましょう。
御影堂は、大師堂とも呼ばれ、東寺を建立した弘法大師空海が住んでいた建物です。
誰でも、中に入ってお参りすることができますよ。
御影堂の北側に建つのは、東寺の中で最も新しい大日堂です。
江戸時代には、御影堂の礼拝所でしたが、後に桓武天皇、嵯峨天皇、足利尊氏などの位牌を納める尊牌堂となります。
東寺は、足利尊氏が陣を敷いたことでも知られていますね。
さらに大日如来を本尊として祀り、現在の大日堂となりました。
御影堂の東側に植えられているゴヨウマツは、天皇皇后両陛下が東寺に行幸したことを記念して植樹されたものです。
御影堂の南側に建つのは、毘沙門堂。
都七福神めぐりの毘沙門天が祀られていますよ。
毘沙門堂の近くでは、赤色のサルスベリの花が咲いていました。
サルスベリの花を見ると、夏の到来を感じます。
そろそろ梅雨も終わりでしょうか。
拝観受付付近にやってきました。
不二桜の奥に五重塔が見えます。
この日は、曇り空だったので、五重塔の見栄えがあまりよくありませんでした。
不二桜の頭には、何かかぶせられていますね。
境内を南に向かって歩きます。
そして、五重塔を西側から見上げます。
ここからだと、木々が邪魔して、五重塔の上の方しか見えませんね。
梅雨の東寺は、予想したとおり、人が少なめでした。
境内では、講堂と金堂の近くで、何やら作業をしていました。
何かの工事でしょうか。
この後は、濠で咲くハスを見に行きます。
なお、東寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。