6月中旬。
京都市東山区の妙法院に参拝しました。
妙法院は、天台宗の三門跡寺院のひとつに数えられる格式の高いお寺です。
でも、境内に入るのに拝観料は必要なく、誰でも気軽にお参りできます。
妙法院には、比較的多くのカエデが植えられているので、初夏から梅雨にかけて、きれいな新緑を見られます。
工事中の庫裏
妙法院の最寄り駅は、京阪電車の七条駅です。
駅からは、北東に10分ほど歩けば、妙法院に到着します。
市バスだと「東山七条」からすぐです。
いつもは西側にある山門から境内に入るのですが、今回はフォーシーズンズホテル京都の南にある北側の入り口から境内に入ることに。
境内に入り南に歩いて行くと、寺務所の隣に建つ庫裏(くり)に覆いがされていました。
妙法院の庫裏は、国宝に指定されています。
妙法院では、令和の大改修ということで、庫裏の保存修理工事が行われている最中とのこと。
完成予定は令和8年(2026年)12月だそうです。
5年以上かけて行われるので、まさに大改修ですね。
庫裏の隣に建つ大玄関の前にも木が組まれていました。
でも、大玄関は工事が行われていないようです。
梅雨らしい境内
南に歩いて行きます。
唐門の近くのカエデの青葉がきれいな緑色をしていました。
宸殿(しんでん)の周りも木々の青葉がきれいです。
梅雨の晴れ間に見る植物は、生き生きとして見えますね。
宸殿の前に建つ本堂の普賢堂にお参りをしましょう。
堂内には明かりが灯されており、本尊の普賢菩薩がはっきりと見えるようになっていました。
この普賢堂は、1790年代に建立されたもので、普賢菩薩は平安時代の作と伝えられています。
辰・巳歳の守護尊とされ、健康長寿のご利益を授けてくれますよ。
宸殿の東側の庭では、サツキがまだ咲いていました。
アジサイはちょうど見ごろを迎えています。
ハナショウブは、ほとんど終わりに近い状況で、花は1つだけしか咲いていませんでした。
クチナシは白色の花をたくさん咲かせています。
クチナシは、日が経つと花が黄色く汚れたようになってきますが、まだ白色の姿を保っていました。
梅雨の妙法院は工事はしていたものの、人が全くおらず落ち着いていました。
しばらくは、庫裏を見ることができませんが、東山散策の際には、妙法院にも立ち寄ってください。
この後は、智積院にアジサイを見に行きます。
なお、妙法院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。