梅雨の妙法院は庫裏の保存修理工事中・2021年

6月中旬。

京都市東山区の妙法院に参拝しました。

妙法院は、天台宗の三門跡寺院のひとつに数えられる格式の高いお寺です。

でも、境内に入るのに拝観料は必要なく、誰でも気軽にお参りできます。

妙法院には、比較的多くのカエデが植えられているので、初夏から梅雨にかけて、きれいな新緑を見られます。

工事中の庫裏

妙法院の最寄り駅は、京阪電車の七条駅です。

駅からは、北東に10分ほど歩けば、妙法院に到着します。

市バスだと「東山七条」からすぐです。

いつもは西側にある山門から境内に入るのですが、今回はフォーシーズンズホテル京都の南にある北側の入り口から境内に入ることに。

入り口

入り口

境内に入り南に歩いて行くと、寺務所の隣に建つ庫裏(くり)に覆いがされていました。

工事中の庫裏

工事中の庫裏

妙法院の庫裏は、国宝に指定されています。

妙法院では、令和の大改修ということで、庫裏の保存修理工事が行われている最中とのこと。

完成予定は令和8年(2026年)12月だそうです。

5年以上かけて行われるので、まさに大改修ですね。

庫裏の隣に建つ大玄関の前にも木が組まれていました。

大玄関

大玄関

でも、大玄関は工事が行われていないようです。

梅雨らしい境内

南に歩いて行きます。

新緑と唐門

新緑と唐門

唐門の近くのカエデの青葉がきれいな緑色をしていました。

宸殿(しんでん)の周りも木々の青葉がきれいです。

宸殿

宸殿

梅雨の晴れ間に見る植物は、生き生きとして見えますね。

宸殿の前に建つ本堂の普賢堂にお参りをしましょう。

新緑と本堂

新緑と本堂

堂内には明かりが灯されており、本尊の普賢菩薩がはっきりと見えるようになっていました。

この普賢堂は、1790年代に建立されたもので、普賢菩薩は平安時代の作と伝えられています。

辰・巳歳の守護尊とされ、健康長寿のご利益を授けてくれますよ。

宸殿の東側の庭では、サツキがまだ咲いていました。

サツキ

サツキ

アジサイはちょうど見ごろを迎えています。

アジサイ

アジサイ

ハナショウブは、ほとんど終わりに近い状況で、花は1つだけしか咲いていませんでした。

ハナショウブ

ハナショウブ

クチナシは白色の花をたくさん咲かせています。

クチナシ

クチナシ

クチナシは、日が経つと花が黄色く汚れたようになってきますが、まだ白色の姿を保っていました。

梅雨の妙法院は工事はしていたものの、人が全くおらず落ち着いていました。

しばらくは、庫裏を見ることができませんが、東山散策の際には、妙法院にも立ち寄ってください。

この後は、智積院にアジサイを見に行きます。

なお、妙法院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿所