3月末。
鴨川沿いを歩きながら桜を見た後、京都市上京区の京都御苑に桜を見に行きました。
京都御苑には、たくさんの品種の桜が植えられています。
2021年の京都の桜は、3月16日に開花したため、そろそろソメイヨシノは散り始める頃ですが、代わって徐々に遅咲きの桜が咲き始めているかもしれません。
車返桜が見ごろを迎える
京都御苑の最寄り駅は、地下鉄の丸太町駅、または今出川駅です。
どちらの駅からも、出てすぐです。
京阪電車だと、神宮丸太町駅か出町柳駅で下車して、西に5分程度歩くと到着します。
今回は、南東角にある寺町御門から京都御苑に入りました。
寺町御門の近くには、京都仙洞御所の塀があります。
京都仙洞御所の南側に植えられている桜は、かなり散っていました。
ヤマザクラのように見えますが、どうでしょうか。
寺町御門から西に向かって歩きます。
京都御所の建礼門の近くでは、大きな桜が満開になっていました。
この桜はいつ見ても立派です。
建礼門を過ぎ、京都御所の塀沿いに北に歩きます。
しばらく砂利道を歩いていくと、車返桜(くるまがえしざくら)が植えられています。
車返桜は、ちょうど見ごろを迎えていました。
車返桜越しに見る清所門が風流です。
枝先を見ると、花がギュッと詰まったボールのようになっています
この車返桜の見事な咲きっぷりを見た後水尾天皇は、車を引き返して観賞したと伝えられています。
ちなみに車返桜は、御所御車返し(ごしょみくるまがえし)とも呼ばれていますよ。
車返桜から北に歩きます。
ソメイヨシノが満開ですね。
下の方は散り始めていますが、見ごろが続いています。
京都御苑では、花が半分ほど散り始めているソメイヨシノが目立ち始めています。
そろそろ、ソメイヨシノの見ごろも終わりが近いですね。
京都御苑内の北側の近衛邸跡にやって来ました。
近衛邸跡では、早咲きの糸桜はすでに葉桜となり、代わって遅咲きの糸桜が見ごろになっていました。
でも、花付きが悪いです。
遅咲きの糸桜は、八重紅枝垂れ桜ですが、今年の京都は、八重紅枝垂れ桜の咲き具合が良くありません。
花が咲いていない枝が目立ちます。
それでも、京都御苑の八重紅枝垂れ桜はましな方で、比較的多くの花を咲かせていました。
もうちょっと花が多かったら良かったのですが。
京都御苑内を南に向かって歩きます。
閑院宮邸の前に植えられているオオシマザクラが満開です。
このオオシマザクラは大きく、満開になった時の姿が立派です。
でも、そろそろ散り始めてきそうですね。
3月末の京都御苑は、ソメイヨシノが終わりに近づいていましたが、車返桜は満開でした。
車返桜は、4月4日までは見ごろを保っていそうです。
この後は、宗像神社に桜を見に行きます。
なお、京都御所の詳細については以下のページを参考にしてみてください。