元日の下御霊神社に初詣・2021年

元日に京都市中京区の錦天満宮に初詣に行った後、寺町通を北に15分ほど歩き下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)に参拝しました。

下御霊神社の本殿に祀られているのは、非業の死を遂げた人々で、八所御霊と呼ばれています。

丑年とどう関係があるのかと思われるでしょうが、境内には天満宮もあり、牛がいることから丑年の元日に訪れることにしました。

歳旦祭 初詣

下御霊神社の最寄り駅は、京阪電車の神宮丸太町駅です。

駅からは、南西に徒歩約7分で、寺町通に面した鳥居の前に到着します。

地下鉄の丸太町駅からだと東に徒歩約8分です。

鳥居

鳥居

鳥居の近くには、「歳旦祭 初詣」と書かれた案内板が立てられていました。

鳥居の後ろに建つ正門には、上の方に龍の彫り物があるので、こちらも見ておきましょう。

正門の龍

正門の龍

正門をくぐって境内へ。

正面には拝殿が建っています。

拝殿

拝殿

以前にも元日に下御霊神社に初詣に訪れたことがありますが、その時よりも人が多かったです。

境内が混雑するほどではなく、適度に賑わっている感じですね。

それでは、本殿にお参りをしましょう。

本殿

本殿

八諸御霊に災厄が降りかからないように祈願しておきます。

境内の所々で、ナンテンが赤い実を付けていました。

ナンテン

ナンテン

「難を転じて福となす」ナンテンの赤い実を元日に見ておけば、一年間良いことがありそうですね。

こちらは、本殿の北側に建つ三社です。

三社

三社

その名のとおり、3つの社が一つにまとまっています。

3つの社は、八幡(清浄)、伊勢(正直)、春日(慈悲)です。

三社にお参りしておけば、3ヶ所の神社にお参りしたのと同じご利益を授かれそうですね。

それでは、三社にもお参りです。

本殿の南側に建つ神物寶庫(しんぶつほうこ)の扉が開いていました。

神物寶庫

神物寶庫

中には、神輿が収められていますよ。

神物寶庫は、神輿や祭具を保管する蔵です。

宝永の大火(1708年)の後に建てられた神物寶庫は、天明の大火(1788年)で下御霊神社が被災した時、扉を閉めていたので土蔵は無事でした。

中には、東山天皇や霊元上皇より賜った大宮神輿などがあり、現代では再現不可能な貴重な祭具も無事だったそうです。

神物寶庫の扉が開いている時は、中の祭具なども見ておきたいですね。

天満宮の牛

天満宮は、境内の南西に建っています。

天満宮

天満宮

天満宮の前には、白梅が植えられており、早いもので花が咲き始めていました。

白梅

白梅

咲いていたのは上の写真に写っている花だけでしたが、今年は梅の開花が早いですね。

昨年末から梅が咲き始めているところもあり、今年の京都の梅は、例年より早く見ごろになりそうです。

早ければ、1月末に見ごろを迎えるかもしれません。

天満宮の脇に伏せている牛。

牛

丑年なのにこの牛の周りには初詣客がいませんでした。

牛の顔がちょっと寂しく見えましたよ。

本殿にお参りを済ませ、天満宮の牛も見たので、下御霊神社から出ましょう。

境内は、私が帰る頃でも賑わっていましたよ。

なお、下御霊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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