9月中旬。
京都市上京区の大聖寺(だいしょうじ)に萩を見に行きました。
大聖寺は、普段は非公開のお寺ですが、山門をくぐることはできます。
山門をくぐった先には、多くの萩が植えられており、毎年9月になると小さな赤色の花をたくさん咲かせます。
咲き始めたばかりの萩
大聖寺の最寄り駅は、地下鉄の今出川駅です。
駅を出ると、同志社大学がありますが、烏丸通を挟んだ正面に大聖寺の山門が建っています。
山門をくぐると、砂利道の境内。
両脇には、多くの萩が植えられています。
しかし、萩は、予想していたよりも開花が遅れており、まだ咲き始めたばかりでした。
例年なら、そろそろ見ごろなのですが。
大聖寺に限らず、今年の京都の萩は全体的に咲き始めるのが遅くなっています。
そういえば、昨年も萩の開花は遅かったですね。
2019年も2020年も8月はずっと暑かったので、もしかすると猛暑の影響が出ているのかもしれません。
萩の奥に見える玄関が建物への入り口となっていますが、普段は中に入れません。
通常は、この敷地内しか歩くことはできませんが、特別公開されることもあるので、その機会に建物内を拝観すると良いでしょう。
ただ、いつ特別公開されるのかはわかりませんが。
玄関の近くでは、フジバカマも咲き始めていました。
まだ枝の先に小さな粒が付いている程度。
10月になれば、フワフワとした綿のような花を咲かせることでしょう。
毎年、寺町通の下御霊神社と行願寺で藤袴祭が開催されますが、2020年は10月9日から12日までの予定となっていますよ。
原種のフジバカマを見られる機会ですから、ぜひ足を運んでください。
大聖寺の中を咲いている萩を見つけるために歩きます。
しかし、どの萩も、ちらほら咲きですね。
こちらの萩は、足元で比較的多くの花を咲かせていました。
全体的にこれくらい咲いていると良かったのですが、来る時期が早かったですね。
萩に隠れるように置かれている石碑は、花の御所の跡地を示すものです。
かつて、この辺りは室町幕府の花の御所があったのですが、今は大聖寺にひっそりと石碑が残る程度です。
ススキが穂を伸ばし始めていました。
ススキを見ると、秋に入ったことを実感しますが、まだ京都は若干暑さが残っています。
9月に入って一気に涼しくなった印象ですが、それでも、最高気温が30度ですから夏と言っても良いくらいです。
塀際の萩も、あまり花が咲いていませんね。
大聖寺の萩は、9月中旬で咲き始めの状況でした。
見ごろを迎えるのは、9月20日以降になりそうです。
なお、大聖寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。