9月中旬に京都市上京区の護浄院に参拝した後、梨木神社(なしのきじんじゃ)に萩を見に行きました。
梨木神社は、萩の宮とも呼ばれる萩の名所で、境内にはその名のとおり多くの萩が植えられています。
京都市内で屈指の萩の数を誇る梨木神社は、毎年9月中旬頃に萩が見頃を迎えます。
咲いている萩が少ない
梨木神社は、地下鉄の今出川駅から南東に5分ほど歩いた辺りに建っています。
京都御苑の東隣ですね。
駅からは、京都御苑の中を歩いて梨木神社に向かうと良いでしょう。
梨木神社の参道は、1つ目の鳥居と2つ目の鳥居の間にマンションが建ったため、2つ目の鳥居から参道に入るようになっています。
2つ目の鳥居の近くにやってくると、萩が緑色の葉をつけた枝を地面に垂れ下げていました。
そろそろ萩の花がたくさん咲いていると思ったのですが、まだ、ちらほらと咲いている程度です。
鳥居の近くのムクゲは、ピンク色の花をきれいに咲かせていましたよ。
それでは、鳥居をくぐって石畳の参道を北に歩きましょう。
参道の両脇には、壁のように萩がたくさん植えられています。
でも、参道の萩も花がほとんど咲いていません。
神門近くの萩も、ほとんど緑色。
神門をくっぐた先には、拝殿が建っています。
梨木神社は、参道の萩も多いですが、拝殿付近も萩でいっぱいです。
拝殿の奥に建つ本殿は、大きくなった萩に囲まれて溺れそうな感じです。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
梨木神社は、明治時代に創建された神社です。
祭神は、三条実萬(さんじょうさねつむ)とその子の三条実美(さんじょうさねとみ)です。
三条実美は、七卿落ちの公卿の1人として有名ですね。
父の三条実萬は、今天神と称され、江戸時代後期の光格、仁孝、孝明の三天皇に仕え、皇室の中興に尽くし、王政復古の大義を唱えて、明治維新の原動力となりました。
境内の萩は、足元に近い枝には、花が咲いていましたが、まだ見ごろには早い感じです。
白色の萩も足元でちょっとだけ咲いている程度。
こちらも、まだ見ごろにはかなり早い印象です。
境内には、アカトンボがいて、秋らしくなってきているのですが、萩の開花は例年よりも遅れています。
8月の残暑が厳しかったことが影響したのでしょうか。
梨木神社では、毎年9月の第3または第4日曜日の前後に萩まつりが行われます。
2020年は、新型コロナウイルスの影響で、9月20日に神事が行われるだけで、奉納行事やお茶席は中止となっています。
萩は、9月20日頃から見ごろに入ってきそうですが、もうちょっと遅れるかもしれません。
この後は、廬山寺に参拝します。
なお、梨木神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。