3月下旬に京都市東山区の円山公園の桜を見た後、お隣の知恩院に参拝しました。
知恩院は、東山を代表する浄土宗の寺院で、春には境内の所々で桜が咲きます。
訪れる人は多めですが、境内が広々としているため、それほど混雑しているようには感じませんね。
京都では3月22日にソメイヨシノが開花したばかりなので、まだ知恩院も、あまり華やかになっていないだろうなと思いながらも、どれくらい桜が咲き進んでいるのか確認してきました。
勢至堂前の枝垂れ桜が見ごろ間近
知恩院は、地下鉄の東山駅から南に5分ほど歩いた辺りに建っています。
京阪電車だと祇園四条駅から北東に徒歩約8分です。
今回は、円山公園を散策した後だったので、知恩院の南東に建つ鐘楼付近の入り口から境内に入りました。
鐘楼の前の石段を下り、納骨堂の近くにやってきました。
納骨堂前の池のほとりに植えられているソメイヨシノは、予想していたよりも多くの花を咲かせており、5分咲きになっていました。
今年の知恩院の桜の開花は早かったのかなと思いながら北に歩き、智慧乃道の前にやってきました。
智慧乃道の前のソメイヨシノは、まだ咲き始めたばかり。
やっぱり、知恩院も、桜の開花は他と同じくらいだったようですね。
智慧乃道の石段を上り勢至堂の前にやってきました。
それでは、勢至堂の中に入ってお参りをしましょう。
勢至堂の近くには、背の高い枝垂れ桜が1本植えられています。
まずまず咲き進んでいますが、まだ5分咲きくらいですね。
でも、見ごろに入る日は近そうです。
実桜(みのるざくら/合格桜)は咲き始め。
実桜は、薬師川実さんゆかりの桜のようです。
薬師川実さんは、平成11年(1999年)に佛教大学中国文学科の一般入試に合格しましたが、同年2月17日に亡くなり、勢至堂墓地に埋葬されたそうです。
咲き始めのソメイヨシノ
勢至堂から智慧乃道を下り、再び納骨堂付近に戻ってきました。
寶佛殿脇のソメイヨシノも咲き始め。
工事が完成した国宝の御影堂(みえいどう)の落慶法要は、4月13日から10月25日までとのことです。
しかし、4月13日から15日の落慶法要は中止となっています。
5月1日から15日までの落慶記念団体参拝も中止です。
いずれも新型コロナウイルス感染拡大を防止するためとのこと。
御影堂の西に建つ阿弥陀堂近くのソメイヨシノは、下の方だけ比較的多くの花が咲いていました。
上の方はまだつぼみ。
阿弥陀堂の南隣に建つ七百五十万霊塔の前のソメイヨシノも、ちらほらと咲いている程度ですね。
急な石段を下り、三門の下までやってきました。
三門前のソメイヨシノも、まだまだこれからといった感じですね。
見上げる三門
左右のソメイヨシノが満開になる頃も、これだけ晴れていれば見ごたえがあるでしょうね。
知恩院は、友禅苑や方丈庭園をちょっと覗いた感じでは枝垂れ桜がほぼ見ごろでした。
ソメイヨシノは、3月30日から見ごろになりそうですよ。
この後は、祇園白川に桜を見に行きます。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。