3月中旬。
京都市上京区の妙蓮寺(みょうれんじ)に参拝しました。
妙蓮寺は、日蓮宗のお寺で、日蓮聖人が入滅した10月13日頃から咲き始め、お釈迦さまの誕生日の4月8日頃に満開になる御会式桜(おえしきざくら)という珍しい桜が植えられています。
冬を越した御会式桜は、そろそろ花数が多くなっているはずです。
ゆっくりと咲き進む御会式桜
妙蓮寺には、市バス停「堀川寺ノ内」を下車して西に少し歩くと到着します。
入り口の山門の前にやってきました。
頭上には、気持ち良い青空。
山門をくぐり境内へ。
鐘楼が工事をしていました。
工事が終わるのは、今年の4月30日のようです。
御会式桜は、本堂の南東に2本植えられています。
御会式桜は5分咲きと言ったところですね。
順調に咲き進んでいます。
枝先には、多くの花が咲いていました。
枝先だけだと見ごろに入っているように見えますね。
上の方の枝に比較的多くの花が咲いていました。
この様子だと、4月8日前後に見ごろになりそうです。
それでは本堂にお参りをしましょう。
本堂の前にも、背の低い御会式桜が植えられていました。
以前はなかったので、最近、植えたのでしょうね。
モクレンと妙蓮寺椿
本堂の裏に向かいます。
寺務所近くでは、シモクレンが紫色の花をたくさん咲かせていました。
表書院の前では、ハクモクレンも純白の花を枝にいっぱい咲かせています。
寺務所の入り口近くに植えられている妙蓮寺椿。
近くの説明書によると、妙蓮寺椿は早咲きの品種で、室町時代にはすでに世に知られており、当時の有名な連歌師宗祇(そうぎ)が以下の歌を残しているとのこと。
余の花は みな末寺なり 妙蓮寺
妙蓮寺椿は、花数が少なくなってきているようでした。
そろそろ見ごろが終盤に入っている模様。
本堂にお参りを済ませ、御会式桜や春の花を見終えたので、そろそろ境内から出ることに。
山門から出ると、その近くに背の低い御会式桜が植えられているのに気づきました。
妙蓮寺の御会式桜は、この日、4本確認できました。
どれくらいの年月が過ぎると、この御会式桜は大きくなるのでしょうか。
私が妙蓮寺を訪れた日には、まだソメイヨシノは咲く気配がありませんでした。
3月22日に京都の桜が開花したので、29日頃に京都各地でソメイヨシノが見ごろを迎えることでしょう。
おそらく、妙蓮寺のソメイヨシノも3月29日頃に見ごろになるのではないでしょうか。
この後は、近くの水火天満宮に紅枝垂れ桜の開花状況を確認しに行きました。
なお、妙蓮寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。