祇園のえべっさんで賑やかに巡行する宝船・2020年

毎年1月9日と10日には、京都市東山区の八坂神社で祇園のえべっさんが行われます。

祇園のえべっさんでは、福笹の授与や三社詣もあり、境内は多くの参拝者で賑わいます。

特に9日は、午後3時から四条通を宝船が巡行するとあって、八坂神社界隈は大いに盛り上がります。

ということで、1月9日に八坂神社に参拝しました。

北向蛭子神社に参拝

八坂神社は、京阪電車の祇園四条駅から東に5分ほど歩いた辺りに建っています。

阪急電車だと京都河原町駅から東に徒歩約7分ですね。

四条通の商店街の前を歩いていると、「商売繁盛で笹もってこい」と賑やかな音色が流れてきます。

四条通に面する八坂神社の西楼門前に到着。

西楼門をくぐって参道を南に進み、東に曲がる辺りに北向きに鳥居が建っています。

この社殿は、北向蛭子社(きたむきえびすしゃ)で、祇園のえべっさんはこの社の祭礼であります。

北向蛭子社

北向蛭子社

時刻はまだ午後1時30分頃。

宝船が巡行するまで時間があるので、まずは商売繁盛を蛭子さまにお願いしておきましょう。

八坂神社の本殿近くでは、宝船の準備が行われていました。

準備中の宝船

準備中の宝船

宝船の中央には、金色のポールが建ち、ヱビスビールのロゴが記されていましたよ。

時刻は午後2時30分頃。

神職の方、七福神、福娘たちが先ほどの北向蛭子社に参拝します。

参拝

参拝

少しの間、参拝の様子を見た後、急いで西楼門前の東山四条の交差点へ向かいます。

早めに場所取りをしておかないと混雑してきますからね。

宝船の巡行

北向蛭子社での参拝を終えた巡行の参加者たちが、西楼門から出てきました。

西楼門から出てくる参加者

西楼門から出てくる参加者

そして、北に進み、午後3時の巡行の出発を待ちます。

午後3時となり、巡行が始まりました。

巡行の先頭

巡行の先頭

先頭を北向蛭子社の提灯とのぼりが進みます。

そして、福笹を乗せた車の後ろから、福娘の方々がやってきました。

福娘の列

福娘の列

行列の先頭は、祇園石段下で右折し、四条通に入っていきます。

祇園石段下を進む行列

祇園石段下を進む行列

ドンドン、ドンドンと大きな太鼓の音が東山四条に響き渡ります。

太鼓

太鼓

そして、七福神を乗せた宝船も祇園石段下にやって来ました。

この様子は、動画に収めたので、下のリンクをクリックしてご覧になってください。

いつの間にか行列の先頭は、四条通を随分と西に進んでいました。

四条通を進む行列

四条通を進む行列

行列に追い着くため、人をかき分けかき分け、四条通の歩道を西に足早に歩いて行きます。

どうにか、宝船に追い着きました。

宝船

宝船

宝船の先頭に乗っているのは、主役の蛭子さま。

右側には、大黒天、寿老人、布袋。

そして、左側には、毘沙門天、弁財天、福禄寿が乗っています。

四条花見小路の横断歩道が青に変わったので、北から南に渡ります。

大黒さま(左)と蛭子さま(右)

大黒さま(左)と蛭子さま(右)

宝船の前にやって来ると、蛭子さまと大黒さまが福々しい笑顔を振りまいていました。

蛭子さまの右手には釣竿、左腕には鯛が抱えられています。

大黒さまも金色の小槌を持っていますね。

なんとも縁起の良さそうな、お姿じゃないですか。

毘沙門天は怒ったような顔をしています。

毘沙門天(左)、弁財天(中)、福禄寿(右)

毘沙門天(左)、弁財天(中)、福禄寿(右)

隣の弁財天は、にこやかに沿道の人々に手を振っていましたよ。

信号が変わると宝船が動き出しました。

過ぎ去る行列

過ぎ去る行列

いったいどこまで進むのか、後ろをついて行ったのですが、四条大橋を渡って行ったので、その前で宝船を追いかけるのを止めました。

祇園のえべっさんは、祇園商店街をとても賑やかにし、見ているこちらも楽しい気分になれました。

七福神が乗った宝船を見られたので、良い1年になりそうです。

なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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