12月13日に嵐山花灯路を見に行きました。
竹林の小径と小倉池のライトアップを見た後は、散策路を北に歩き、落柿舎付近に向かいます。
嵯峨大学ナイトギャラリー
小倉池から北に歩き、常寂光寺で東に曲がります。
お店の前には、和傘が置かれていました。
嵐山花灯路では、嵐山昇龍苑で和傘ライトアップも実施されていますよ。
嵐山昇龍苑は、京福電車の嵐山駅前なので、駅に到着したらすぐに見に行くと良いでしょう。
落柿舎の前にやって来ました。
落柿舎の前には広い空き地があり、嵯峨芸術大学ナイトギャラリーが催されています。
嵯峨芸術大学ナイトギャラリーも、嵐山花灯路の定番となっていますね。
空に浮かぶ巨大行灯はどうやって作っているのでしょうか。
行灯に描かれた絵もユーモラスで、芸術大学の学生さんの仕事はさすがだなと感心します。
落柿舎から、さらに散策路を北に歩きます。
この辺りは、駅から遠いので、人が少な目です。
散策路の脇では、まだ紅葉が残っており、行灯の光に照らされ、赤く輝いていました。
長神の杜
長神の杜にやって来ました。
嵐山花灯路は、長神の杜付近が、会場の北の端になります。
長神の杜には、いつもたくさんの創作行灯が置かれ、やさしい光に包まれています。
長神の杜内の南側に行くと、列ができていました。
この列は、今年から始まった「歌詠みの杜」の順番待ちの列です。
嵐山花灯路の散策マップには、「嵯峨・嵐山地域とゆかりの深い小倉百人一首で詠まれている季節の和歌をテーマに『音』、『光』、『映像』、『香り』が創り出す幻想的な空間。音楽に合わせて変化するやわらかな灯りの中で、足元に浮かびあがる和歌に触れると、四季をイメージした映像が地面いっぱいに広がります」と説明されていました。
文章だけだと、イメージが湧きませんね。
とりあえず列に並ぶことに。
歌詠みの杜は、時間は約4分で、8人1組で体験するようになっています。
私の前には、まだまだ人が多いので、しばらく待たなければなりません。
列に並んでいる間、お香の香りが漂ってきました。
歌詠みの杜の中を窺うと、皆、地面を踏んづけています。
外から見ると、あの行為が何なのか、さっぱりわかりません。
待つこと約30分。
いよいよ私も歌詠みの杜を体験する時がやって来ました。
畳2畳分ほどの面積に和歌の映像が映し出されます。
和歌を踏むと、花が散ったり、雪が舞ったりします。
皆さん、このために地面を踏んでいたんですね。
春の映像。
和歌が地面に映し出されたところで、文字を踏んでみると、桜が咲き、そして、ひらひらと散ります。
もしかしたら梅の花かもしれません。
夏は、青葉の緑色が美しいです。
踏むと、青葉がひらひらと舞います。
秋はモミジ。
踏むとモミジが散り、今の季節にピッタリの映像です。
そして、冬の映像。
周囲に雪が降り、踏むと雪の結晶が散ります。
いったい、どういう仕組みになっているのでしょうか。
よくわかりませんが、とにかく、映像が美しく、そして、自分が踏むことで映像に変化を与えることができるのが楽しかったです。
写真だとわかりにくいでしょうから、動画も撮影しておきました。
下のリンクをクリックすると、動画を見られますよ。
歌詠みの杜を体験した後は、長神の杜の中を歩きます。
コトノハ行灯には、メッセージが書かれたモミジ型のシールが貼られています。
誰でも、記念にシールを貼ることができますよ。
長神の杜を出て、さらに北に歩くと二尊院の前にやってきます。
二尊院の山門は閉ざされていましたが、その前には活花が展示されていました。
二尊院の前からは、無料のジャンボタクシーが出ています。
JR嵯峨嵐山駅を経由して、清滝道三条の市営駐車場まで送ってもらえますよ。
嵐山花灯路では、他に竹林の散策路もありますが、今回は拝観せずに帰りました。
歌詠みの杜の待ち時間が長かったので、立ち寄れなかったんですよね。
また、嵐山花灯路ではスタンプラリーも実施されているので、参加してみるのも良いでしょう。
2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」スタンプラリーも12月21日と22日に行われますよ。
今年の嵐山花灯路は、小倉池のライトアップや歌詠みの杜が新登場し、これまでよりも楽しめました。
なお、嵐山花灯路は、12月22日までです。