6月中旬。
京都市左京区に建つ平安神宮に参拝しました。
平安神宮では、毎年6月の第1金曜日に神苑の無料公開が実施されます。
私も、無料公開を見に行く予定にしていたのですが、当日は大雨だったので見に行くのは諦めました。
でも、6月中に平安神宮の神苑を見ておきたいと思い、日をあらためて拝観することにしました。
平安の苑で咲く花
平安神宮は、地下鉄東山駅から北に10分ほど歩くと到着します。
應天門をくぐり、境内に入ります。
6月の平安神宮は人が少ないですね。
平安神宮に限らず、6月の京都は、どこも旅行者や観光客の方が少ないので、混雑することなく散策できます。
それでは、大極殿に上がり、本殿にお参りです。
本殿にお参りを済ませた後は、境内の西側から神苑に入ります。
神苑の拝観料は600円です。
神苑を入ってすぐに見るのは、南神苑です。
平安神宮の神苑は、南神苑、西神苑、中神苑、東神苑があり、時計回りに順に進んでいきます。
南神苑は、春の八重紅枝垂れ桜が美しいです。
さすがに6月は桜は咲いていませんけどね。
でも、足元ではナデシコが、可憐な薄紫色の花を咲かせていましたよ。
南神苑は、平安神宮の創建以来、八重紅枝垂れ桜の名所として親しまれてきましたが、昭和44年(1969年)に祭神の孝明天皇百年祭の記念事業として、平安時代の特色である野筋(道筋)と遣水(やりみず)が設けられました。
そして、昭和56年には、往時の代表的な文学書である竹取物語、伊勢物語、古今和歌集、枕草子、源氏物語に登場する草木を約180種類植えました。
王朝文化を偲ばせる庭ということで、南神苑は「平安の苑」と呼ばれるようになりました。
神苑の無料公開の日は、人が多いのですが、私が訪れた日は、とても人が少なく、のんびりと散策できました。
おかげで、東屋で休憩もできましたよ。
池の水面は、抹茶のような緑色となっていました。
水際では、ハナショウブが咲いていますね。
こちらは、ホタルブクロです。
釣鐘型のピンク色の花がまとめて咲いています。
指を近づけると、噛みつかれそうな感じです。
6月なので、ガクアジサイも咲いていましたよ。
アジサイは、梅雨を代表する花ですが、まだ近畿地方は梅雨入りしていません。
遊歩道わきでは、萩が小さな花を咲かせていました。
萩と言えば、9月に咲く花という印象が強いのですが、早いものだと6月から咲き始めます。
サツキは、そろそろ終わりが近づいていますね。
まだ、きれいに咲いている花もありましたが、多くの花がしおれて元気がなくなっていました。
南神苑から空を見上げると、梅雨によく見る雲が浮かんでいました。
もうそろそろ、京都も梅雨入りしそうです。
この後は、西神苑にハナショウブを見に行きます。