初夏の智積院で見る新緑・2019年

5月下旬に京都市東山区の法住寺に参拝した後、近くの智積院(ちしゃくいん)にも立ち寄りました。

智積院の境内には、多くのカエデが植えられており、初夏は新緑が美しいです。

とても大きな寺院にもかかわらず、初夏は訪れる人が少なく、のんびりと境内の新緑を見て歩くことができます。

青空と新緑

智積院は京阪電車の七条駅から東に8分ほど歩いた辺りに建っています。

市バスだと「東山七条」で下車してすぐです。

智積院の入り口の前に到着。

入り口

入り口

頭上には、雲ひとつない真っ青な空が広がります。

初夏らしい青空じゃありませんか。

境内の南西にあった智積院会館は取り壊しが完了し、跡地はガランとしていました。

智積院会館の跡地

智積院会館の跡地

この場所に何ができるのかなと思って、インターネットで調べてみると、新智積院会館が建つようです。

近々工事に着工するみたいですよ。

智積院会館の跡地の西側には、サツキが多く植えられているのですが、まだ全体的に咲き始めでした。

咲き始めのサツキ

咲き始めのサツキ

サツキが見ごろを迎えるのは5月末から6月初旬になりそうです。

参道を東に歩きます。

智積院のカエデは、参道脇に特に多く植えられています。

ずらっと並んだカエデの木々には、たくさんの青葉。

参道の新緑

参道の新緑

青空の下で見るカエデの新緑は、特に黄緑色が際立ちますね。

カエデの枝先を見ると、プロペラのような赤い実が付いていましたよ。

カエデの実

カエデの実

それでは、参道の先に建つ金堂の中に入って、大日さまにお参りをしましょう。

金堂の中は、ひんやりとして涼しかったです。

この日は気温が30度を超えたので、金堂の中の冷気が、とても心地良かったですよ。

金堂から眺める参道。

金堂から見る参道

金堂から見る参道

人の姿が全く見えません。

この風景を見ていると心が和みます。

時間がゆっくりと流れ、忙しい日常を忘れさせてくれます。

金堂と不動堂の間の池では、キショウブが咲いていました。

キショウブと不動堂

キショウブと不動堂

キショウブは、そろそろ見ごろを終えそうで、花がしおれてきていました。

キショウブと金堂

キショウブと金堂

金堂の裏側には、アジサイがたくさん植えられていますが、まだ咲いていませんでした。

それにしても、この日は、カエデの新緑が美しかったです。

新緑と金堂

新緑と金堂

梅雨までは、カエデの葉は黄緑色を保っていそうですが、雨の日が多くなるので、このような爽やかな風景はなかなか見られなくなります。

まさに初夏の今だから、見られる新緑の光景です。

鐘楼堂の周囲のカエデの新緑も美しいですね。

新緑と鐘楼堂

新緑と鐘楼堂

鐘楼堂の近くは、地面にコケもびっしりと生えているので、上も下も緑色がいっぱいですよ。

コケは、梅雨に入るともっと美しくなりそうです。

智積院では、毎年6月15日に青葉まつりが行われます。

庭園の無料拝観や御朱印を集めるお堂めぐりなどもあり、境内は多くの人でにぎわいますよ。

この後は、北隣に建つ妙法院にサツキを見に行きました。

なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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