5月下旬に京都市東山区の法住寺に参拝した後、近くの智積院(ちしゃくいん)にも立ち寄りました。
智積院の境内には、多くのカエデが植えられており、初夏は新緑が美しいです。
とても大きな寺院にもかかわらず、初夏は訪れる人が少なく、のんびりと境内の新緑を見て歩くことができます。
青空と新緑
智積院は京阪電車の七条駅から東に8分ほど歩いた辺りに建っています。
市バスだと「東山七条」で下車してすぐです。
智積院の入り口の前に到着。
頭上には、雲ひとつない真っ青な空が広がります。
初夏らしい青空じゃありませんか。
境内の南西にあった智積院会館は取り壊しが完了し、跡地はガランとしていました。
この場所に何ができるのかなと思って、インターネットで調べてみると、新智積院会館が建つようです。
近々工事に着工するみたいですよ。
智積院会館の跡地の西側には、サツキが多く植えられているのですが、まだ全体的に咲き始めでした。
サツキが見ごろを迎えるのは5月末から6月初旬になりそうです。
参道を東に歩きます。
智積院のカエデは、参道脇に特に多く植えられています。
ずらっと並んだカエデの木々には、たくさんの青葉。
青空の下で見るカエデの新緑は、特に黄緑色が際立ちますね。
カエデの枝先を見ると、プロペラのような赤い実が付いていましたよ。
それでは、参道の先に建つ金堂の中に入って、大日さまにお参りをしましょう。
金堂の中は、ひんやりとして涼しかったです。
この日は気温が30度を超えたので、金堂の中の冷気が、とても心地良かったですよ。
金堂から眺める参道。
人の姿が全く見えません。
この風景を見ていると心が和みます。
時間がゆっくりと流れ、忙しい日常を忘れさせてくれます。
金堂と不動堂の間の池では、キショウブが咲いていました。
キショウブは、そろそろ見ごろを終えそうで、花がしおれてきていました。
金堂の裏側には、アジサイがたくさん植えられていますが、まだ咲いていませんでした。
それにしても、この日は、カエデの新緑が美しかったです。
梅雨までは、カエデの葉は黄緑色を保っていそうですが、雨の日が多くなるので、このような爽やかな風景はなかなか見られなくなります。
まさに初夏の今だから、見られる新緑の光景です。
鐘楼堂の周囲のカエデの新緑も美しいですね。
鐘楼堂の近くは、地面にコケもびっしりと生えているので、上も下も緑色がいっぱいですよ。
コケは、梅雨に入るともっと美しくなりそうです。
智積院では、毎年6月15日に青葉まつりが行われます。
庭園の無料拝観や御朱印を集めるお堂めぐりなどもあり、境内は多くの人でにぎわいますよ。
この後は、北隣に建つ妙法院にサツキを見に行きました。
なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。