5月上旬に京都市左京区に建つ要法寺(ようぼうじ)に参拝しました。
要法寺は、日蓮宗のお寺で、広い境内を持っているのですが、観光や旅行で訪れる人は少な目です。
でも、近年は、毎年のように4月下旬ころにカモの雛が誕生し、徐々に知名度が上がっていますね。
8羽のカモの雛
要法寺には、地下鉄三条京阪駅もしくは京阪電車の三条駅から東に5分ほど歩くと到着します。
西門の前にやって来ました。
境内には、多くの自動車が駐車していますが、人の気配がありません。
西門をくぐって境内に入ります。
やはり、境内には誰もいないようです。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
本堂の前には、清涼池があり、毎年、ここでカモの雛が誕生します。
しかし、清涼池には、カモが1羽も見当たりません。
石橋の下をのぞき見ると、筏の上の箱から、カモの雛が顔を出していました。
やっぱり、今年もカモの雛が生まれたようです。
しばらく清涼池のほとりにいると、カモが箱から出てきて泳ぎ始めました。
思っていた以上に成長しています。
もっと小さいと思っていたのですが。
箱から、次々にカモの雛が外に出てきます。
そして、仲良く並んで泳ぎ始めました。
ピヨピヨと小さな声で話すカモの雛。
他の雛に合図を送っているのでしょうか。
池のほとりの木陰では、母カモが寝ていましたよ。
石橋の上から清涼池を見下ろすと、カモの雛がこっちに向かって泳いできます。
「1、2、3、4・・・」と数えてみると、どうやらカモの雛は8羽いるようです。
このまま、すくすくと大きくなれば良いのですが、外敵に襲われることもあり、なかなか全羽が大きくなることはできません。
昨年は、数羽の雛がいなくなりました。
清涼池の隅に5羽のカモの雛が寄ってきました。
しかし、同じ場所にとどまっているのは、少しの時間だけで、1羽の雛が泳ぎだすと、他の雛たちも付いていきます。
毎年、6月に入るかどうかの時期になると、カモの雛は大きくなり、母カモと一緒に鴨川まで行進します。
その日は、お巡りさんも出動して交通整備をしますよ。
清涼池のカモの雛を見た後は、南側に建つ表門の脇から外に出ます。
その表門の前では、ツツジがきれいに咲いていました。
表門の前は、ちょっとした庭園のようになっており、石組と一緒に見るツツジは、初夏のお寺の庭のような風情があります。
真っ白な花をたくさん咲かせたツツジもありました。
ツツジも、これくらい多くの花を咲かせると、見ごたえがありますね。
この後は、蹴上浄水場へツツジを見に行きました。
なお、要法寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。