毎年、ゴールデンウィークに地下鉄蹴上駅近くにある蹴上浄水場が一般公開されます。
蹴上浄水場には、約6,000本ものツツジが植えられており、4月下旬から5月上旬にかけて見ごろを迎えます。
2019年の蹴上浄水場の一般公開は、5月3日から5日までで、場内では、ツツジを観賞できるだけでなく、様々なイベントも催されます。
ということで、5月3日に蹴上浄水場にツツジを見に行ってきました。
見ごろのツツジ
蹴上浄水場は、地下鉄蹴上駅を出てすぐの場所にあります。
通用門では、パンフレットを配布していたので1部いただくことに。
パンフレットを見ると、時計回りに浄水場の中を進むようになっていました。
また、クイズラリーも実施されており、場内の4ヶ所にあるクイズに答えると景品がもらえるということだったので、こちらにも参加することにしました。
順路に従って、斜面を登って行きます。
遊歩道わきには丸く刈り込まれたツツジが、赤色、ピンク色、白色など、たくさんの花を咲かせています。
蹴上浄水場内には、ドウダンツツジ、八重ツツジ、オオムラサキツツジ、キリシマツツジ、レンゲツツジ、ヤマツツジが植えられています。
全体的にツツジは見ごろです。
この日は晴天だったこともあり、斜面で咲くツツジが特に美しく見えましたよ。
蹴上浄水場では、本館内部も公開されていました。
本館の中には実験室のような部屋があり、来場者も実験を体験できるようになっていました。
また、パネル展「写真でたどる琵琶湖疏水の今昔」など、琵琶湖疏水について知識を深めるコーナーもありましたよ。
本館の裏側では、オオムラサキツツジがきれいに咲いていました。
斜面をさらに上っていきます。
そして、第2高区配水池にやってきました。
第2高区配水池には、飲食コーナーがあり、飲み物は100円でした。
ここでちょっと休憩。
小川珈琲のブースで、コーヒーをいただきました。
もちろん、このコーヒーも100円です。
本格的なコーヒーを飲めて大満足であります。
第2高区配水池の周囲に植えられているツツジは、特にきれいでした。
記念撮影スポットのツツジも満開。
このツツジを背景にスタッフの方が写真を撮ってくれますよ。
最高区配水池までやってきました。
ここでは、お茶が用意されており、休憩用に床几台も設置されていました。
また、最高区配水池は展望スポットになっており、ここからは、南禅寺の三門、金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)の伽藍、比叡山を望むことができます。
そして、最高区配水池の近くでは、黄色い花を咲かせたレンゲツツジも見ることができました。
黄色いツツジは珍しいですね。
蹴上浄水場では、最高区配水池まで登って来ないと、レンゲツツジを見ることはできません。
最高区配水池からは下りになります。
途中、第1高区配水池の近くにやってくると、京ふろコーナーとミストコーナーがありました。
この日は、最高気温が28度と、やや汗ばむ気温だったので、ミストがとても気持ち良かったです。
京ふろコーナーでは、足湯も体験できますよ。
また、京ふろコーナーには、KYOTO CITY FCVと書かれた自動車が展示されていました。
この自動車はMIRAIというそうです。
MIRAIは、水素をエネルギー源として発電して走る燃料電池自動車とのこと。
3分程度の水素の充填で、十分な航続距離を得られるなど、ガソリンエンジン車と同等の利便性を備えているそうです。
将来は、このような自動車が京都の街を走っているのでしょうね。
第1高区配水池から坂道を下りていきます。
満開のキリシマツツジには、アゲハチョウが止まり、蜜を吸っていました。
初夏らしい光景ですね。
通用門に近づいてくると、ツツジの刈込が増えてきます。
その中には、大きなツツジの刈込もあり、中を通れる「つつじのトンネル」になっていました。
私も以前につつじのトンネルをくぐりましたよ。
今回は、外から見るだけにしました。
クイズラリーも全問正解し、景品のウェットティッシュもいただけたので、そろそろ蹴上浄水場から出ることに。
蹴上浄水場の一般公開は、人が多かったですが、歩けないほど混雑することはありませんでした。
ただ、利き水コーナーには多くの人が並んでおり、待ち時間が15分必要でした。
今年の蹴上のつつじは、5月5日まで見ごろを保っていそうでしたよ。