4月中旬に京都市東山区の養源院の桜を見た後、隣の法住寺にも参拝しました。
法住寺には、境内の中央に八重紅枝垂れ桜が植えられており、4月10日頃に見ごろを迎えます。
養源院に参拝する時は、法住寺にも参拝することが多いのですが、春に法住寺を訪れるのは久しぶりです。
1本だけの八重紅枝垂れ桜
法住寺には、京阪電車の七条駅から東に7分ほど歩くと到着します。
市バスだと「博物館三十三間堂前」で下車して南に徒歩約3分です。
法住寺の山門をくぐり境内に入ります。
法住寺の境内に植えられている八重紅枝垂れ桜は1本だけです。
そのため、花が咲いていると、とても目立ちます。
まずは境内の南側に建つ不動堂にお参りです。
不動堂から見下ろす八重紅枝垂れ桜は、上の方がまだ花が少ないように感じます。
とは言え、近くに寄って八重紅枝垂れ桜を見ると、ピンク色の花がびっしりと咲いているのがわかります。
枝先にも、たくさんの花が咲いていますが、少し散っているようです。
八重紅枝垂れ桜の向こうには、お地蔵さまが並んでいますね。
法住寺の八重紅枝垂れ桜の周りには竹が組まれています。
その竹のおかげで、八重紅枝垂れ桜は傘のように枝を周囲に伸ばし、均整のとれた姿を保っています。
見上げると、葵祭などに登場する花傘のようであります。
私が法住寺にお参りをしている間、参拝者はほとんど入って来ませんでした。
京都では、ソメイヨシノが終わりに近づき、お花見で訪れる人の数が一気に減っています。
京都の桜はソメイヨシノだけでなく、八重紅枝垂れ桜など4月中旬から下旬にかけて見ごろを迎える桜もあるのですが、遅咲きの桜を見に京都を訪れる人は少ないですね。
そのおかげで、静かに桜を観賞できるのですが。
最後に境内全体を見渡し、龍宮門から法住寺を出ました。
龍宮門の少し南では、ソメイヨシノがまだ咲いていましたが、散りが盛んで見ごろを終えようとしていましたよ。
法住寺の境内には、八重紅枝垂れ桜が1本だけしか植えられていませんが、その1本の桜が味わい深いですね。
春に養源院や三十三間堂などを訪れる際は、ぜひ法住寺にも桜を見に参拝してください。
この後は、智積院に桜を見に行きました。
なお、法住寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。