11月下旬に京都市左京区の安楽寺の紅葉を見た後、北に3分ほど歩いて法然院に参拝しました。
法然院も紅葉の名所です。
以前は、それほど有名な寺院ではなかったのですが、近年、人気が高まっており、海外からお越しの旅行者の方も境内でよく見かけるようになりました。
とは言え、紅葉シーズンの参拝者の数は、京都の中でも少ない方なので混雑することはありません。
山門と紅葉
法然院は、市バス停「錦林車庫前」から東に徒歩約5分の場所に建っています。
哲学の道の東側の通りに法然院の入り口があり、近くのカエデは、まずまず赤く色づいていました。
法然院の紅葉は、近くの紅葉の名所よりも遅め。
でも、入り口の紅葉を見ると、境内の紅葉も見ごろに入っているかもしれません。
石段を上り、左に曲がって参道を北に進みます。
参道の先には、茅葺屋根の山門が建ち、その前のカエデも入り口と同じくらい紅葉が進んでいました。
この味わい深い山門は、参拝者にとても人気があり、山門前では多くの人がカメラを構えて写真撮影を行っていましたよ。
山門をくぐると、正面左右に白沙段があります。
この白沙段も人気があります。
近くのカエデは、1本は紅葉が進んでいましたが、もう1本は青葉の状態。
日差しが入らないところに植えられているカエデは、色づくのが遅いですね。
池や本堂周囲の紅葉
白沙段を過ぎると池があります。
池のほとりにも、多くのカエデが植えられており、紅葉が見ごろを迎えようとしていました。
橋を渡って池の対岸へ。
そして、さらに奥に進むと本堂があります。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
本堂の奥にあるカエデは、鮮やかな赤色に染まっていました。
この日、法然院で最もきれいに紅葉していたのが、このカエデでした。
本堂の奥に建つ方丈と一緒に見る紅葉。
本堂にお参りを済ませ、再び池の近くに戻ってきました。
上の写真で見れば分かるように境内全体で、紅葉は見ごろ前。
それでも、一部できれいな赤色に色付いているカエデもあり、紅葉狩りを楽しめる状態でした。
境内の西側に建つ多層石塔。
この辺りのカエデは、黄緑色からオレンジ色に変化している途中でした。
日が当たりにくそうな場所なので、真っ赤に色づかずに葉が散るかもしれませんね。
池の西側に建つ経蔵近くから眺める紅葉。
最後に白沙段と山門を眺めます。
秋のしみじみとした情緒を感じる紅葉風景であります。
法然院の紅葉は、12月上旬までは楽しめそうな感じでしたよ。
この後は、真如堂の紅葉を見に行きました。
なお、法然院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。