11月下旬。
京都市東山区の知恩院の秋のライトアップを見に行きました。
知恩院では、ここ数年、一般向けの様々な行事が催されていますね。
知恩院には、比較的多くのカエデが植えられており、秋は境内の様々な場所で紅葉を見ることができます。
日中に知恩院の紅葉を見たことはありますが、ライトアップされた紅葉を見るのは今回が初めて。
どのような風景を見られるのか楽しみであります。
三門に上る
知恩院の最寄り駅は、京阪電車の祇園四条駅です。
駅を出て東に10分ほど歩くと、知恩院の三門前に到着します。
地下鉄だと、東山駅から南に徒歩約7分ですから、こちらの方が近いですね。
午後5時25分頃に三門下にやって来ると、200人ほどの行列ができていました。
午後5時30分から受付開始で、私は5時40分頃に拝観料800円を納め境内に入ることができました。
まずは、大きな三門に上りましょう。
過去、何度も知恩院には参拝していますが、三門に上がるのは今回が初めてです。
三門の上から、御影堂へと続く女坂を見下ろします。
友禅苑の聖観世音菩薩像も見えますね。
三門の西側からは、京都の夜景を望めますよ。
三門の上は風が強いので、帽子などが吹き飛ばされないように注意しましょう。
また、階段が急なので落ちないようにゆっくりと上り下りをしましょう。
三門から下ります。
そして、石段も下り、ライトアップされた三門を見上げます。
夜でも雄大な三門。
いつ見ても豪壮であります。
友禅苑のライトアップ
三門の次は、境内の南に設けられた友禅苑に入ります。
友禅苑の中の聖観世音菩薩像に照明が当たり、周囲の紅葉も美しく照らされていました。
水面に映る紅葉もきれいですね。
真っ赤なモミジもありますが、まだ色づき始めのモミジも目立ちます。
友禅苑の西側では、枯山水庭園が青色の照明に照らされていました。
庭園が青色のため、奥の紅葉の赤さがより際立ちます。
友禅苑では、茶室なども青色に照らされ幻想的でしたよ。
境内のライトアップ
友禅苑を出て、女坂を上り、夜の知恩院境内へ。
この日は満月で、華頂山からちょうどお月さまが上ってきたところでした。
寶佛殿もライトアップされています。
普段は、寶佛殿の戸は閉まっているのですが、ライトアップ時は開かれ中の仏像を拝むことができます。
また、寶佛殿では、お坊さんの法話も聴くことができますよ。
寶佛殿の東側には池があり、その奥に納骨堂が建っています。
池のほとりにも、カエデが植えられており、ライトアップされていました。
ただ、池の周囲のカエデは紅葉し始めたばかりで、青葉が目立ちます。
さらに奥の智慧の道にも行けるのかと思ったのですが、夜間拝観は、納骨堂まででした。
智慧の道もカエデが多いので期待していたのですが。
女坂に戻ってきました。
ライトアップされた紅葉越しに見る三門もきれいです。
最後に振り返って女坂の紅葉を見、知恩院の外に出ました。
知恩院では、鐘楼付近や黒門付近にもカエデが植えられていますが、どちらもライトアップはされていませんでした。
両方ともライトアップされていると見ごたえがあるのですが、暗い石段を歩くのは危険ですから、ライトアップは難しいのかもしれません。
知恩院の紅葉は毎年遅めで、今年も見ごろを迎えるのは11月末から12月初旬になりそうです。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。