11月中旬に京都市右京区の高雄、槇尾(まきのお)、栂尾(とがのお)の三尾(さんび)に紅葉を見に行きました。
それぞれ、神護寺、西明寺、高山寺という名刹があり、いずれも美しい紅葉を見ることができました。
これら紅葉の名所が、秋の三尾の観光では中心となりますが、お寺の間の移動でも、高雄の美しい紅葉を見て歩くことができます。
清滝川沿いに見て歩く紅葉
三尾には、京都駅からJRバスに乗車して行くことができます。
乗車時間は約1時間で、山城高雄、槇ノ尾、栂ノ尾のいずれかのバス停で下車すれば、神護寺、西明寺、高山寺のいずれかのお寺にお参りしやすいです。
なお、京都駅のバスチケットセンターで、高雄の1日乗車券を800円で購入するのがおすすめです。
西明寺の紅葉を見た後、裏参道から外に出ました。
裏参道は、割と急な下り坂となっており、その脇に植えられた多くのカエデが紅葉の見ごろを迎えていました。
左側からの日差しを受けたモミジが、きらきらと輝いて見えましたよ。
裏参道から5分ほど歩くと、駐車場に到着します。
この駐車場からは、高雄の紅葉を望むことができます。
雄大な山が紅葉する姿は、自然の美しさを感じます。
山城高雄のバス停で下車し神護寺に向かう際の遊歩道脇のカエデも、オレンジ色や赤色に染まっています。
でも、2018年は、土砂崩れのため、山城高雄のバス停から神護寺に行くことはできず、ひとつ先の槇ノ尾で下車し遠回りしなければなりませんでした。
高雄橋からは、清滝川の透き通るような流れを正面から見ることができます。
両脇の木々の紅葉と一緒に見る清滝川が、心を清らかにしてくれますね。
神護寺の紅葉を見た後、再び高雄橋に戻ってきました。
神護寺の参道を少し上った辺りから眺める高雄橋と紅葉は、どことなくもの悲しさを感じます。
高雄のモミジは、全体的に赤褐色に色付いているため、しみじみとした趣があります。
清滝川を逆流するように歩いて行きます。
そして、西明寺を過ぎ、白雲橋までやって来ました。
白雲橋付近の清滝川の流れは、高雄橋よりも急です。
こちらの紅葉には、力強さを感じましたよ。
白雲橋を渡れば、高山寺はすぐそこです。
高雄への紅葉狩りは、京都府内からでも小旅行といった感じで新鮮さがあります。
近隣府県からお越しの場合は、日帰りは厳しいかもしれませんが、午前10時頃に京都駅を出れば夕食時までに帰宅できると思いますよ。