下御霊神社の藤袴・2018年

10月12日に京都市中京区に建つ下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)に参拝しました。

この日は、寺町通界隈で藤袴祭が行われており、下御霊神社もその会場となっていました。

今回の参拝は、下御霊神社に並ぶフジバカマを見ることが目的であります。

拝殿の周囲で咲くフジバカマ

下御霊神社は、京阪電車の神宮丸太町駅から南西に徒歩約7分の寺町通沿いに建っています。

下御霊神社の鳥居の前にやって来ると、表門付近に多くのフジバカマが並んでいました。

鳥居

鳥居

藤袴祭で並ぶフジバカマは、京都原生種のもので、花の色が白っぽいのが特徴的です。

フジバカマと狛犬

フジバカマと狛犬

下御霊神社のフジバカマも、もちろん京都原生種です。

表門をくぐって境内に入ります。

境内の中央には拝殿が建ち、その周囲にフジバカマが並べられていました。

拝殿

拝殿

拝殿の後ろに建つ本殿の近くにも、フジバカマが整然と並べられています。

本殿前のフジバカマ

本殿前のフジバカマ

それでは、本殿にお参りをしましょう。

下御霊神社の本殿には、早良親王(さわらしんのう)など非業の死を遂げた人々が祭神として祀られています。

創建は、平安時代初期の貞観5年(863年)に神泉苑で修せられた御霊会(ごりょうえ)の後と伝えられています。

この時代は、怨霊が災いをもたらすと信じられていたことから、非業の死を遂げた人々の霊を神さまとして祀り、御霊にすると災いが鎮まるとされていました。

このような信仰を御霊信仰といいます。

本殿前に並べられたフジバカマは、まさに見ごろといった感じで、フワフワとした綿のような花がたくさん咲いていましたよ。

見ごろのフジバカマ

見ごろのフジバカマ

社務所近くでは、萩の花も咲いていました。

萩

萩は、花数が少なくなっており、そろそろ終わりが近づいているようでした。

フジバカマの花にツマグロヒョウモンが止まって、蜜を吸っています。

ツマグロヒョウモン

ツマグロヒョウモン

アサギマダラも見たかったのですが、下御霊神社には飛んできませんでした。

人間の都合には合わせてもらえませんね。

下御霊神社では、10月13日に雅会による琵琶の奉納演奏も行われたそうです。

拝殿周囲のフジバカマ

拝殿周囲のフジバカマ

普段は、あまり参拝者がいない下御霊神社ですが、この日は、藤袴祭だったためか、いつもより多かったです。

拝殿とフジバカマ

拝殿とフジバカマ

それでも、境内が混雑することはなく、ゆっくりとフジバカマを観賞できましたよ。

最後にフジバカマ越しに表門を眺め、境内から外に出ました。

フジバカマと表門

フジバカマと表門

下御霊神社は、京都御苑の近くに建っているので、京都御所を拝観した後などにお参りすると良いでしょう。

なお、下御霊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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