10月12日に寺町通界隈で行われた藤袴祭を見に行った際、廬山寺に参拝しました。
廬山寺も、藤袴祭の会場となっており、フジバカマが並ぶということだったので立ち寄ることにしました。
廬山寺は、源氏物語の作者紫式部の邸宅跡として知られていますね。
受付近くで咲くフジバカマ
廬山寺は、地下鉄今出川駅から南東に徒歩約10分の場所に建っています。
寺町通を歩き、廬山寺の前にやって来ました。
「紫式部邸宅址」と刻まれた石碑が廬山寺の門の前に立っています。
通常は、この門は閉ざされており、北側の山門から境内に入るようになっています。
この日は珍しく南側の門が開いていたので、こちらから境内に入ることにしました。
まずは大師堂にお参りをしましょう。
廬山寺は、天慶年間(938-947年)に元三大師良源が船岡山の南に創建したのが始まりです。
その後、転々とし、天正年間(1573-1593年)に豊臣秀吉の命により、現在地に移ってきました。
この大師堂には、その名のとおり元三大師が祀られています。
境内の南側の鐘楼堂の近くのカエデが、徐々に色付き始めています。
まだ紅葉の見ごろには1ヶ月以上早いのですが、今年はカエデの色付きが例年よりも早い感じがします。
廬山寺には、源氏庭と呼ばれる庭園があり、その受付近くにフジバカマが並んでいました。
小さく柔らかそうな花をたくさん咲かせたフジバカマ。
藤袴祭で寺町通界隈に並ぶフジバカマは、絶滅危惧種の京都原生種のフジバカマです。
よく見るフジバカマの花は、色が赤っぽいのですが、京都原生種のフジバカマは白っぽい色をしています。
ツマグロヒョウモンがフジバカマにやって来ました。
フジバカマには、よくツマグロヒョウモンが飛来しますね。
アサギマダラも見れるのではないかと期待したのですが、まったく飛んでくる気配がありませんでした。
この日は、廬山寺に訪れる人が少なかったようで、フジバカマの周囲にはほとんど人がいませんでしたよ。
庭園の南側にやってきました。
こちらのカエデは、まだ緑色が多く紅葉には時間がかかりそうです。
境内全体を見ても、紅葉しているのは一部のカエデの葉だけです。
本格的に紅葉を楽しめるのは、11月下旬でしょうね。
フジバカマを見終えたので、そろそろ廬山寺から出ましょう。
また来年以降も、廬山寺でフジバカマが見れると良いですね。
なお、廬山寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。