6月中旬。
京都市左京区の大豊神社に参拝しました。
大豊神社は哲学の道沿いにあり、椿ヶ峰を背に社殿が建っています。
その名のとおり、冬から春にかけて椿がたくさんの花を咲かせることで知られています。
梅雨の時期の見どころは参道脇で咲くアジサイで、そろそろ見ごろを迎えているはずと思い、大豊神社を訪れた次第です。
参道のアジサイ
大豊神社には、地下鉄蹴上駅から北に15分ほど歩くと到着します。
市バスだと「宮ノ前町」から東に徒歩約5分ですね。
大豊神社の参道に入ると、西洋アジサイが咲いていました。
どうやら、予想どおりアジサイが見ごろを迎えているようです。
薄紫色の西洋アジサイ。
雨にぬれると、梅雨の風情を感じられそうな色ですね。
大豊神社の参道脇の西洋アジサイは、様々な色の花を咲かせていましたが、どれも淡い色をしています。
ガクアジサイも咲いていました。
こちらはカシワバアジサイ。
どのアジサイも見ごろですね。
青葉と本殿
鳥居近くまでやって来ました。
参道脇には、「宇多天皇御惱平癒勅願社」と刻まれた石碑があります。
大豊神社は、仁和3年(887年)に宇多天皇の病気平癒のために創建されました。
当初は、椿ヶ峰の山中にあり、椿ヶ峰天神と呼ばれていましたが、寛仁年間(1017-1021年)に椿ヶ峰山麓の現在地に移転しています。
御神水の流れが清らかですね。
境内に入ります。
背後の椿ヶ峰は緑がいっぱいです。
拝殿の後ろに石段があり、その上に本殿が建っているのですが、木々の青葉に隠れて見えません。
大豊神社の本殿には、少彦名命(すくなひこなのみこと)、応神天皇、菅原道真が祭神として祀られています。
治病健康、長寿、学問、縁結びにご利益があるとされていますよ。
それでは本殿にお参りをしましょう。
本殿の近くには、良縁福徳の石が置かれています。
こちらにも祈願しておけば、良い縁に恵まれ福を招くことができそうですね。
本殿の南側に建つ末社の大国社には、狛犬ならぬ狛鼠がいます。
愛嬌のある顔を見ると、心が和みます。
大豊神社に参拝した時は、狛鼠も見ておきたいですね。
本殿にお参りを済ませたので、大豊神社から出ることにしましょう。
私が参拝している時、数人の参拝者がいましたが、境内は静かでしたよ。
境内にはベンチもありますから、哲学の道周辺を散策した時の休憩にお参りするのも良いですね。
なお、大豊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。