来迎院の新緑・2018年

5月下旬に京都市東山区の泉山(せんざん)に建つ今熊野観音寺の新緑を見た後、同じく泉山に建つ来迎院に参拝しました。

来迎院も、カエデが多く植えられているので、秋は紅葉が美しく、または初夏は新緑を楽しむことができます。

今回の参拝は、カエデの新緑を見ることが目的であります。

新緑が美しい境内

来迎院の最寄り駅は、JRまたは京阪電車の東福寺駅です。

駅からは、東に徒歩約15分です。

来迎院の山門前に到着。

山門

山門

山門の周囲には、多くのカエデが植えられています。

そのため、この辺りは日差しがさえぎられており、ややひんやりとした空気が漂っています。

山門をくぐって境内へ。

石畳の参道の奥に本堂が建っているので、お参りをしましょう。

境内の新緑

境内の新緑

境内の南側に白石がたくさん置かれています。

この石は、祈願の御石です。

祈願の御石

祈願の御石

この石にお願い事を書いたら、近くに立つ大師像の周りを3回まわります。

その後、前にある石碑の梵字(ぼんじ)に石を当てて祈念してから納めます。

大師像

大師像

御石がたくさん奉納されていましたから、多くの参拝者が願い事を祈願しに訪れているのでしょうね。

境内の西側に石段があります。

石段の上には、三寶大荒神を祀る荒神堂が建っています。

三寶大荒神

三寶大荒神

荒神堂には、木造の荒神坐像とその護法神五躯が安置されており、いずれも鎌倉時代のもので重要文化財に指定されています。

また、荒神坐像は、胞衣荒神(えなこうじん)とも呼ばれ、極彩色の玉眼に唐風の衣冠束帯を身に着け、この種の木造では日本唯一のものなのだとか。

でも、扉が閉まっているので、そのお姿を拝むことはできませんでした。

荒神堂の近くには、何やら宝船のような形をした大きな石が置かれていました。

宝船

宝船

石の上には、布袋さまがたくさんいらっしゃいました。

たくさんの布袋さま

たくさんの布袋さま

来迎院は、泉山七福神めぐりの布袋尊を奉安するお寺なので、このようにたくさんの布袋さまがいらっしゃるのでしょうね。

荒神堂の前から境内を見下ろします。

見下ろす境内

見下ろす境内

青葉に覆われた木々がいっぱい。

泉山に入ると、周囲の近代的な建物が一切見えなくなるので、心が浄化されるような気分になります。

再び本堂近くに戻ってきました。

本堂と新緑

本堂と新緑

この辺りの新緑が特にきれいですね。

本堂の北側には、含翠(がんすい)の庭と呼ばれる池泉回遊式庭園があります。

今回は、庭園を拝観しませんでしたが、きっと新緑の時期も紅葉の時期もきれいなんでしょうね。

そろそろ来迎院から出ることにしましょう。

山門と新緑

山門と新緑

山門の近くのカエデの新緑が、日差しを浴びて、きらきらと輝いていましたよ。

なお、来迎院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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