3月末に京都府宇治市の縣神社(あがたじんじゃ)に参拝しました。
縣神社の境内には、1本だけ枝垂れ桜が植えられています。
開花時期は、ソメイヨシノと同じかやや早め。
2018年の桜の開花は、例年よりもかなり早かったため、きっと縣神社の枝垂れ桜も見ごろを迎えているだろうと思い、4月に入る前に訪れることにしました。
本殿前で見ごろを迎えた枝垂れ桜
縣神社は、JR宇治駅から南東に7分ほど歩いた辺りに建っています。
京阪電車だと南に徒歩約10分です。
縣神社の鳥居の前にやってきました。
鳥居をくぐると、石畳がまっすぐ本殿に向かって敷かれています。
縣神社の祭神は、木花開耶姫尊(このはなさくやひめのみこと)です。
神代以来、この地の地主神として崇められており、平安時代には、藤原頼道が平等院を建立した際、その総鎮守となって藤原氏の繁栄を祈願しました。
明治維新までは三井寺円満院の管理下にありましたが、神仏分離令によって独立し現在にいたっています。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
すでに境内に入った時から気づいていましたが、本殿の前に植えられている枝垂れ桜が満開になっていました。
青空の下、まさに見ごろを迎えています。
白い一重の枝垂れ桜は、青空によく映えます。
縣神社は、平等院の近くに建っているのですが、訪れる人はほとんどいません。
私が境内にいる間、参拝者は3人しかやってきませんでしたよ。
ただ1本しか枝垂れ桜はありませんが、ほぼ独り占め状態で眺めていると、何とも贅沢な気分になります。
枝先まで、白い花がきれいに咲いています。
境内では、犬が居眠りしてましたよ。
春のポカポカ陽気のせいで、つい眠たくなるのでしょうね。
西側の真っ白な鳥居と一緒に見る枝垂れ桜。
どの角度から見ても、美しいですね。
犬が目を覚ましました。
境内に散歩中の犬が入って来たのに気づいたようです。
縣神社には、随分前から犬がいますが、同じ犬なのでしょうか。
そうすると、かなり高齢になっていると思うのですが。
境内では、八重咲きの真っ赤な椿も見ごろを迎えていましたよ。
縣神社の桜は、本殿前の枝垂れ桜だけです。
1本だけだと物足りなく思うでしょうが、とてもきれいな枝垂れ桜なので見る価値は十分にありますよ。
この後は、平等院の桜を見に行きました。
なお、縣神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。