毎年、3月に京都市東山区で行われるライトアップイベントの京都東山花灯路。
2018年は3月9日から18日まで実施され、北は青蓮院(しょうれんいん)の近くから南は清水寺の近くまで、散策路に行灯が灯ります。
そして、京都東山花灯路の開催期間中は、毎日、様々なイベントが行われます。
私は、初日の3月9日に京都東山花灯路を見に行ってきました。
八坂神社と円山公園
四条通と東大路通の交差点に建つ八坂神社の西楼門の前にやってきました。
西楼門が下から照らされ、朱色が鮮明に見えます。
八坂神社の境内も、舞殿の提灯が光っていました。
東山花灯路の初日なので、人が多いかなと思ったのですが、意外と少なかったです。
時刻は午後8時を過ぎていましたが、それでも人が少ないですね。
八坂神社の境内から出て円山公園にやってきました。
円山公園では、現代いけばな展が催されており、様々な流派の活花が明かりに照らされていましたよ。
現代いけばな展は、前期展が3月13日まで、後期展が14日から18日まで行われているので、東山花灯路の前半と後半では、見れる活花が変わりますよ。
円山公園では、他に粟田大燈呂の展示も行われています。
毎年秋に行われる粟田神社の粟田祭で登場する大燈呂。
粟田祭を見逃した方も、東山花灯路で粟田大燈呂を見れますよ。
大谷祖廟から高台寺公園へ
円山公園を出て南に進みます。
途中、大谷祖廟の参道にも、両脇に行灯がたくさん設置され、光のラインができあがっていました。
大谷祖廟の参道では、「大学のまち京都・伝統の灯り展」が催されています。
京都市立芸術大学、池坊短期大学、成安造形大学、京都造形芸術大学、国立台南芸術大学、京都美術工芸大学の学生さんたちが制作したアート作品は、どれも個性があります。
さらに南に進むと、大雲院の祇園閣もライトアップされていました。
そして、ねねの道を過ぎ、高台寺公園にやってきました。
ここでは、「日本酒きき酒会・企画展」が実施されていました。
3月11日までのイベントなので、お酒好きの方は早めに東山花灯路を見に行きましょう。
こちらは、「京都・花灯路行灯ギャラリー創作行灯コンペ展示」です。
京都・花灯路の歴代の創作行灯の中から、最優秀作品が展示されています。
見たことある行灯もあれば、見たことのない行灯もありますね。
高台寺公園には、お絵かき行灯も展示されています。
各日先着100名で、行灯にイラストやメッセージを書くことができます。
描いたイラストはコピーしてもらえ、手のひらサイズの行灯として持ち帰ることができるそうですよ。
二年坂と八坂の塔
高台寺公園を出て二年坂にやってきました。
午後9時近くになると、歩いている人がまばらです。
夜の二年坂も、京情緒がありますね。
ライトアップされた八坂の塔。
この夜景も、京都東山花灯路が開催れている期間に見ておきたいですね。
京都東山花灯路開催期間中は、清水寺、高台寺、圓徳院、知恩院、青蓮院が夜間特別拝観を実施しています。
時間に余裕があれば、これらの寺院にも参拝すると良いでしょう。
京都東山花灯路は、地下鉄東山駅で下車するのが便利ですよ。