1月上旬に京都市上京区の千本釈迦堂に参拝しました。
千本釈迦堂へは、昨秋に紅葉を見に訪れていますね。
今回は、千本釈迦堂にお参りをする予定はなかったのですが、近くを通りかかったので、新年の参拝をして行こうと思った次第です。
無人の境内
千本釈迦堂の最寄り駅は、京福電車の北野白梅町駅です。
駅からは、北東に徒歩約10分。
市バスだと「上七軒」から北に徒歩約5分、または「千本上立売」から西に徒歩約5分ですね。
今回は、西側から境内に入りました。
いつ見ても落ち着きのある本堂であります。
檜皮葺の屋根が特に心を和ませてくれますね。
屋根の上には、ハトがたくさんとまっていましたよ。
本堂の手前には、正月らしく門松が置かれていました。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
千本釈迦堂は、大報恩寺が本来の名で、承久3年(1221年)に義空が開きました。
本堂には、行快作の本尊釈迦如来座像が安置されており、この辺りの地名から当寺は千本釈迦堂の愛称で親しまれるようになりました。
本堂は、京都市内最古の木造建築として国宝に指定されています。
この辺りは、応仁の乱(1467年)で西軍の山名宗全が陣を布いた地。
そのため、多くの建物が焼失したのですが、釈迦堂だけは焼けずに残り、鎌倉時代初期の姿を今に残しています。
一説によると、山名宗全が祖父氏清を祀る当寺だけは焼かないように東軍の細川勝元に話をつけたのだとか。
境内には人がいません。
初詣は、神社に行く人は多いですがお寺に参拝する人は少ないですね。
境内の東側には、内助の功で有名な阿亀さんがいらっしゃいます。
阿亀さんの少し北には、笑顔がまぶしい布袋さま。
正月から縁起が良さそうです。
真冬のため、境内は殺風景です。
立派な枝垂れ桜の阿亀桜も、秋に葉を散らし、今は枝だけの状態。
ソメイヨシノよりも、やや開花時期が早い阿亀桜は、例年だと3月末に見ごろを迎えます。
参道も静かですね。
背の高いイチョウの木からも、葉がなくなっています。
境内の南側にある山門から外に出ました。
山門脇では、ネコの親子が日向ぼっこをしていましたよ。
のんびりとしているネコたちを見ると、何とも平和なお正月だなと思いますね。
千本釈迦堂は、毎年2月3日におかめ福節分会が催されます。
その時に参拝してはいかがでしょうか。
この後は、晴明神社に参拝しました。
なお、千本釈迦堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。