1月上旬の風の強い日。
京都市上京区の晴明神社に新年のお参りをしました。
晴明神社は、陰陽師の安倍晴明を祀る神社で、近年は陰陽師ブームもあり、多くの参拝者が訪れるようになっていますね。
四神門と晴明井
晴明神社は、地下鉄今出川駅から今出川通を西に10分ほど歩き、堀川通を左折して5分ほど歩いた辺りに建っています。
市バスだと「一条戻り橋」で下車してすぐですね。
堀川通に面する鳥居の前にやってきました。
鳥居をくぐると、以前に使用されていた一条戻橋があります。
橋の近くには、安倍晴明が操ったと伝えられている式神がいますよ。
鳥居をくぐって少し歩くと、左右に柱が建っています。
左側の柱には太陽、右側の柱には三日月が乗っています。
2つ目の鳥居の足元では、センリョウが実をつけていました。
赤センリョウと黄センリョウが混ざっていますね。
2つ目の鳥居の近くには四神門があります。
この四神門は、自動で開くようになっています。
その昔、晴明神社が建つ地は安倍晴明の邸宅がありました。
その邸宅の門は自動で開閉したと伝えられていることから、四神門も電動で開閉するようにしたのだとか。
四神門をくぐった右側には手水舎と晴明井があります。
毎年1月1日の歳旦祭では、この晴明井から汲み上げた若水を神前に供え、その年の国家の安泰を祈願します。
本殿と戌年の絵馬
それでは本殿にお参りをしましょう。
本殿の前には、仮設の鈴と賽銭箱が設置してありました。
お正月は参拝者が多いでしょうから、このようにしないと本殿前に長い列ができてしまうのでしょうね。
本殿の手前には、戌年の絵馬が置かれていましたよ。
こちらは、厄除桃。
陰陽道では、桃は魔除け厄除けの果物とされており、自身の厄をこの桃に撫でつけると良いそうです。
私も、厄除桃を撫でておいたので、厄除けのご利益を授かれたことでしょう。
五角形の魔除けの絵馬がたくさん架かっていました。
晴明神社の神紋は、五芒星と呼ばれる星です。
安倍晴明が作ったもので、陰陽道に用いられる祈祷呪符のひとつです。
晴明桔梗とも呼ばれていますね。
晴明神社にお参りを済ませた後は、堀川に架かる一条戻橋を渡りましたよ。
厄除守
晴明神社では、厄除のお守りも授かりました。
初穂料は600円です。
黒色のお守り袋には厄除桃が刺しゅうされています。
木、火、土、金、水の陰陽五行の中で、水は黒を配し、お祓いを示すのだとか。
魔除けの桃も描かれているので、厄除けのご利益をより授かれそうですね。
お守り袋の裏側には赤色で五芒星も刺しゅうされています。
晴明神社のお守りですからね。
五芒星があった方が晴明神社らしいです。
それにしても、黒色のお守り袋は斬新であります。
この日は、おみくじも引き大吉が出ました。
今年は良い1年になりそうです。
晴明神社の絵馬舎には、有名人の絵馬が多数架かっていましたよ。
小説の「陰陽師」の作者である夢枕獏さんの絵馬もありました。
晴明神社に参拝した時は、絵馬舎に架かっている絵馬も見ておきたいですね。
なお、晴明神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。