11月中旬に京都市北区の大徳寺山内の興臨院の秋の特別公開を見た後、総見院を訪れました。
総見院も、大徳寺の境内にある塔頭(たっちゅう)で、秋に特別公開が行われます。
これまで大徳寺には、何度も訪れていますが、総見院に参拝するのは今回が初めてです。
真っ赤に紅葉したドウダンツツジ
大徳寺の最寄り駅は、地下鉄北大路駅です。
駅からは、西に徒歩約15分で大徳寺に到着します。
市バスだと、「大徳寺前」で下車してすぐです。
総見院は大徳寺の境内の北側にあります。
総見院の秋の特別公開の拝観料は600円です。
私は、黄梅院と興臨院との3ヶ寺共通拝観券を1,500円で購入していたので、それを総見院の受付で提示して境内に入りました。
境内に入ってすぐの場所に植えられているドウダンツツジとカエデが紅葉していました。
総見院は、カエデがあまり植えられていません。
でも、ドウダンツツジは、境内の様々なところに植えられています。
本堂の前から眺める境内。
背の低いドウダンツツジが、所々で紅葉してます。
奥に見えるのは、戦国武将の堀秀政が寄進した鐘楼です。
本堂では、ガイドの方に10分程度、総見院の解説をしていただけます。
総見院は、天正11年(1583年)に豊臣秀吉が織田信長の追善のために建立したのが始まりです。
当院で、織田信長の葬儀が行われたことは非常に有名な話ですね。
本堂内には、康清作の織田信長像が安置されていますよ。
境内の散策です。
南東角から見る本堂。
手前にあるのは、茶筅塚です。
本堂脇にもドウダンツツジが植えられていました。
どのドウダンツツジも真っ赤に色づいています。
本堂の北東にある廊下を歩きます。
廊下の脇の緑色のコケの上でも、ドウダンツツジが紅葉していましたよ。
こちらは、茶室の香雲軒です。
香雲軒の周りも、ドウダンツツジが赤い彩りを添えていました。
総見院には、香雲軒の他に寿安席(じゅあんせき)と寵庵(ほうあん)と呼ばれる2つの茶室があります。
それにしても、ドウダンツツジの紅葉は鮮やかな赤色ですね。
カエデほどは注目されないドウダンツツジの紅葉ですが、秋になると町中でも見ることができるので意外と馴染みがあるはずです。
京都だと、山科区の毘沙門堂がドウダンツツジの紅葉で有名ですね。
一通り、総見院の境内を見て廻ったので、そろそろ外に出ることに。
正門近くの小さな祠の下で、ツワブキが黄色い花を咲かせていましたよ。
総見院では、他にも織田家の墓、加藤清正ゆかりの掘り抜き井戸などがあります。
特別公開時には、忘れずに見ておきたいですね。